※本配信は定点での映像となります
パントマイムの大阪壱劇屋
殺陣の壱劇屋東京支部
特色が違うのに同じ劇団が
劇団15周年のラストに合同で作品を上演します
東西それぞれに30分の短編を持ち寄り
各地で培った技術やセンスを
扇町ミュージアムキューブという新劇場で披露します
さらに大阪の代表である大熊隆太郎と
東京の代表である竹村晋太朗による
合作の二人芝居も上演します
『DEATH WONDERLAND』(大阪)
脚本・演出・振付:大熊隆太郎
リアリストのシゲオ 無神論者 オカルトの類はフィクション
闇を恐れるのは死を回避するための設計通り
高所や暴力に恐怖するようなもの 死後の世界など以ての外
そう主張するシゲオの時刻は早送りされ老衰で息絶えた
朽ちたシゲオは黄泉の国で目が覚める
壊れた脳が見せている幻覚であると解釈するが
生涯独り身を貫いたシゲオの前にどストライクな女人が現れ
彼女が指差す方を見やると生き別れた父母が歩いている
不思議なあの世で愛を取り戻せシゲオ
『幾魂の鎧武者』(東京)
脚本・演出・殺陣:竹村晋太朗
「動乱せし世なれど 笑い猛り 躍動するが我が人生」
鎧甲冑を纏い宗兵衛は己が人生を讃歌する
そして、その人生で一人の女に出会う
生涯を賭してと誓うその時運命の分岐が訪れる
生きている限り、そこには必ず分岐がある
宗兵衛は、あなたと幸せになる為に手を取る
宗兵衛は、あなたを守る為に手に刀を握る
宗兵衛は、己が生き延びる為に手を払う
分岐の数だけ世界は分かれ広がり御魂を宿す
宗兵衛から生まれ出でた三魂の鎧武者は駆け出していく
最良の終着点に向かって
『熊田くんと竹田くん』
脚本・演出・出演:大熊隆太郎・竹村晋太朗
大阪の大熊と東京の竹村が
一ページずつ交代で脚本をリレー執筆して
リモートで練習する二人芝居
相手がどんな展開を書いてくるのか分からない
打ち合わせ無しのインプロ的脚本
22年前に高校の演劇部で出会った同級生二人が
劇団の15周年を期に初めての二人芝居に挑戦!