時代は現代、場所は砂漠。「砂漠監視隊」の7名の男性監視員が砂漠を見つめるだけの日々を過ごしている。他には何も起こらない。
しかし、何か起こってしまっては困るので、砂漠監視隊は監視を続けなければならない。
そんな中、遠くから聞こえるかすかな声。その声を聞いたものは砂の向こうに姿を消していく。
ひとり、またひとり。そして一度姿を消した者はたいていが帰ってこなかった。帰ってきた者も、その間の記憶は消えている。
残された者は恐れ慄く。自分たちもいつかあの声を聞くかもしれないと。
しかし、監視を続けなくてはならない。
何かが起こってからでは遅いのだ・・・・・・。
引用:埴谷雄高「戦後の先行者たち 同時代追悼文集」(影書房)01:27:11:12 〜 01:27:43:15
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