ベートーヴェンの「第九」と並ぶ冬の名物詩、ヘンデルの『メサイア』全曲演奏会。キリストの降誕、受難、復活に至る生涯を描く壮大な作品で、代表的な合唱曲「ハレルヤ・コーラス」は誰もが一度は耳にしたことがあることでしょう。特にクリスマスシーズンには世界中で演奏されますが、クラシック音楽の殿堂・サントリーホールでは2001年より毎年お届けしている名物企画で、記念の20回目となる演奏会を2020年12月24日(木)に開催しました。困難な時代にこそ『メサイア』をより多くの方に味わっていただこうと、初めてオンデマンド配信に取り組みます。
演奏は、世界最高峰と呼び声の高いバロックオーケストラ&合唱団のバッハ・コレギウム・ジャパン。日本を代表するオルガン、チェンバロ奏者の鈴木雅明が、世界の第一線で活躍する日本のオリジナル楽器のスペシャリストを擁して1990年に結成し、2020年に結成30周年を迎えました。オール日本人キャストによる迫真の演奏で、3時間を超える作品があっという間に終演を迎えても拍手が鳴り止まず、大きな感動と反響を生みました。映像には、アリアや合唱の歌詞に原語と日本語訳がつき、クラシック音楽に馴染みのない方でも、音楽とストーリーを存分にお楽しみいただけます。
上演時間:190分(途中20分間の休憩を含む)