食う、寝る、逃げる。
物情騒然の幕末。⼈の⼼も荒れくれた安政の時代。
伊勢国の⼩さな村に、⼈並外れた運動能⼒を持ち、喧嘩だけはめっぽう強い少年が居た。
名は、⻄川寅吉。
わずか 14 歳で、尊敬する叔⽗をこらしめた男たちを斬り殺し、賭場に⽕を放った。
逃亡を計るも捕まり、無期懲役の判決を受け三重監獄に収容される。
仇となる⼈物が⽣きていることが判明し、⻄川は受刑者たちの助けを借りて脱獄。
その後、仇討ちを成せぬまま再び牢獄に収容されたが、⼆度⽬の脱獄。
彼はその後も幾度と脱獄を繰り返す。
富のある家に忍び込んで⾦銭を略奪し、貧しい⺠家にその⾦を投げ⼊れる寅吉。
地元新聞には「義賊」と書かれ、英雄のように持て囃された。
五⼨の釘が右⾜の甲を貫きながらも、そのまま⼗数キロ逃げたという伝説を残し、
それが「五⼨釘寅吉」の異名を持つ由来となる。
⽇本最北端の収容所「網⾛監獄」で刑期を終えた寅吉は、その後劇団を旗揚げする…。
明治の大悪党の異様な半生を、KIMYO が奇天烈ファンクに描く!
不義と仁義を貫く魂の物語!