久里一家は男ばかりの6人兄弟。 しかも長男から四男までは4つ子。
4人の兄ちゃん達は末っ子の六男を異常に可愛がっている。
常に家族から忘れられる五男。
久里家の父親がいまわの際にあるとの連絡を受け、兄弟たちは父親の元に集まった。
… 五男は派手な服を着て、可愛い結婚相手を連れて来た。
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2008年にMONO第35回公演として上演し、好評を得た作品。
常に自分は忘れられている気がするという不安から、目立つためになるべく派手な服を着ている五男、ということを起点に、その原因である思い込みや、育った環境による縛りなどを描いています。
初演では客演を迎えての上演でしたが、本作は劇団メンバー9人での上演となります。