「僕たち、そしてわたしたちは
アンドロイドであったこと、アンドロイドでなかったこと、忘れる事はないでしょう
さようなら!さようなら、さようなら、さようなら…」
名もない教室、並んだ8台のアンドロイド。
今日も、休み時間は繰り返される。
この時間は、この空間は、一体いつまでつづくのだろう。
9台だったはずのアンドロイドが1台、クラスから逃げ出した。
『女王』役のディアマンテの頬を殴って。
そこへ、まるでその穴を埋めるようにやってくる転校生・クラリカ。
彼女は言う、『私は、人間です』と。
逃げたルースはどんな台詞を語り、なぜ女王に謀反を起こしたのか。
8台のアンドロイドは次第に人間という『バグ』によって狂わされてゆく…。
クラス全員がアンドロイドという“設定”で、プログラムされた通りの休み時間を繰り返し続けている、女子高校生たちの多視点群像劇。
2018年の初演時に好評を博した劇団代表作の再演。