【EPAD】
[Story]
伊勢をめざす旅に出た少年ワタル。奈良の山中で道に迷ったワタルは、不思議な生き物を見ます。導かれるままに辿りついた曽爾村で、ハルという腕白な子どもに出会います。2人は、村祭りで一緒に獅子舞を見たり、雨の中、秘密の洞窟を探検したり、ワタルは迷子になっていたことも忘れ、ハルと村中を巡ります。彼らを傍で静かに見つめているのは、成長して曽爾村を再び訪れたワタルです。
成長した彼もまた人生の岐路に立っていました・・・。
[Note]
奈良県曽爾村は、奈良と三重の県境に位置する自然豊かな村で、約3.500㎡のグラウンドに現れた劇場。刻一刻と移りゆく空の色と、山々を背景にした舞台、そこで演じる40名以上の出演者が見せる演技は、どの瞬間も同じ表情を見せない“一回性の演劇”を体現した作品です。本編では、村の歴史や、口承による300年の伝統を持つ舞いを作品に取り入れ、この曽爾村で上演することが重要な作品となりました。村の内外から集めた1000足の靴が、時間の流れを暗示しており、効果的な演出がされていました。
公演中は雨の日や、月も星も雲に隠れた真っ暗な日もありましたが、千秋楽は見事な満月でした。
EPAD・・・「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業」
(文化庁「文化芸術収益力強化事業」)の略称です。
本サイトでは、同事業において、新旧の舞台芸術の映像を配信できるように権利処理した作品に【EPAD】の印をつけています。
※この作品は事業に伴い、映像のアップスケーリングを行いました。
キャスト
森正吏/金子仁司/井上和也/福田雄一/うっぽ/石本由美/平野舞/吉本博子/今井美帆/桑原杏奈/奈良郁/松本幸恵/長田紋奈/石原菜々子/伊吹佑紀子/松本はるか/坂井遥香/松永理央/衣川茉李/平山ゆず子/室谷智子/山辻晴奈/下村唯/樽谷佳典/伊藤拓也/池田遼/大石英史/松井壮大/新井郁/福井裕孝/松田翔/三澤一弥/中田美優/日下七海/かきのはなら/柴山美保/中川翠/村上陸/森桃子/山下あかり/山下裕英/山本深雪/吉田汐里
スタッフ
構成・演出:松本雄吉
/音楽:内橋和久/舞台監督:大田和司/美術:田中春男/照明デザイン:吉本有輝子(真昼)/照明:岩元さやか・吉田一弥・吉津果美・PAC/West/音響デザイン:田鹿充/音響:SHOUT・artical/SE:佐藤武紀/衣裳:維新派衣裳部・大形梨恵/衣裳協力:向沙知子/メイク:名村ミサ/宣伝美術:東學(188)/写真:井上嘉和/ウェブ製作:中川裕司(house-A)/屋台村ディレクター:山本真一・白藤垂人/舞台スタッフ:五十嵐大輔・池田剛・内田欽弥・柏木準人・金城恒次・白藤垂人・羽柴英明・百々寿治・福岡嵐・山本真一・相澤伶美/制作:山﨑佳奈子・清水翼/協力:高岡茂・岡博史・南田和紀・中西美穂・富島美奈・王子穂・谷口あかり・藤原顕太・濱路紗優里・松下香代子・山﨑真理子・濱田真輝・松下直人・鈴木典子・北橋奈実・久野夏波・黒川紘子・嶋田元菜妃・鈴木裕実・濱澤香映・廣川明日美・山口絹丸・横尾慎二・曽爾村のみなさま・今井奉舞会・国立曽爾青少年自然の家・民宿2・7・ポスターハリスカンパニー