カムヰヤッセンは、北川大輔が東京大学の学生劇団退団後、2008年3月に旗揚げ。
骨太なドラマを軸に、普遍性の高いテーマを扱う「現代の古典」を標榜した作品を発表し、
MITAKA Next Selection(2010年)・シアタートラム・ネクストジェネレーション(2013年)などに
立て続けに参加するなどした。
2017年から現在活動停止中。
カムヰヤッセンは、北川大輔が東京大学の学生劇団退団後、2008年3月に旗揚げ。
骨太なドラマを軸に、普遍性の高いテーマを扱う「現代の古典」を標榜した作品を発表し、
MITAKA Next Selection(2010年)・シアタートラム・ネクストジェネレーション(2013年)などに
立て続けに参加するなどした。
2017年から現在活動停止中。
リボーン・チャンス
カムヰヤッセン
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未開の議場(英語字幕)
カムヰヤッセン
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未開の議場
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新説・とりかへばや物語
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バックギャモン・プレイヤード
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やわらかいヒビ
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カムヰヤッセン
「お前は橋の下から拾ってきた子どもだ」っていう小さい時に親から言われるアレ、僕も例にもれず言われたクチなのですが「こんなに顔の似ている他人が橋の下に落ちているワケがないだろう」と完膚なきまでに論破してしまったことを思い出します。
私、母、祖母、曽祖父、と並んだ実写マトリョーシカの写真を眺める度に、自分に子どもが出来てもそういう戯れはすまい、と固く誓うのでした。
遺伝子の濃さに思いをはせる日々です。さて。
「伝承する」ということの難しさを考えます。
私は曽祖父が何をしていた人だったかということまではおぼろげながら知っているのですが、もうその昔になるとさっぱりです。祖母のことにしても母が生まれた後のことくらいしか知りませんから、せいぜい半世紀くらいのことしか私は相続できていないわけで、いやそもそもじゃあお前は何を受け継いだのだ、と聞かれたら答えに窮してしまうのです。
かとおもいきや、こないだ味噌汁を作るとき、いりこのハラワタをとらずに出汁を取りました。ずぼらさに若干の後ろめたさがあったのですが、なんのこっちゃない、下処理をきちんとした時より我が家の味噌汁に近づきました。鍋の中にうっかり祖母と母を見つけ、遺伝子の思いがけぬしぶとさを垣間見た気がしました。
今回は、そんな伝承を「こじらせてしまった」兄弟の話をしようと思います。
小島明之/辻貴大/工藤さや/小林樹/ししどともこ/橋本博人/浅見臣樹/大渡佑紀/さとうみみ/永井久喜(ヒヨコの神様)/福冨宝(劇想からまわりえっちゃん)/山林真紀/コロ(コロブチカ)/高松良成/ヨシケン(動物電気)
脚本・演出:北川大介
舞台監督:杣谷昌洋/舞台監督補:鈴木弥子/舞台美術:平山正太郎(センターラインアソシエイツ)/照明:黒太剛亮(黒猿)/衣装:中西瑞美/スチール:原絵里子/記録映像:鈴木トオル/宣伝美術:安藤理樹/演出助手:望月清一郎(鬼の居ぬ間に)・前田隆成・徳永帆の佳/制作:萩原深雪・早川あゆ(J-Stage Navi)/制作補佐:川本ナオト /休演:太田宏(青年団)
共催:一般社団法人淡路エリアマネジメント
特別協力:安田不動産株式会社
協力:王子小劇場・劇想からまわりえっちゃん・コロブチカ・サムライプロモーション・動物電気・ヒヨコの神様・スタジオトルク・森久憲生
主催・企画・製作:カムヰヤッセン
カムヰヤッセン
ドラマ
Kamuyyassen here creates a new program ‘MIKAI NO GIJOH’, means
‘savage’ conference room.
Recently, a lot of expatriates live in Japan.
But, comparing other countries, due to historical and geographical
reasons, the Japanese is so exclusive that they cannot accept
’foreigners’ easily.
Now we show you the Japanese conference room, where is savage, honest,
and funny.
There are 13 councilors, are Japanese only.
They are talking about the way of building good relationship with
’foreigners’ who are living next to them.
We want you to see our play.
小島明之/辻貴大/工藤さや/小林樹/ししどともこ/橋本博人/小角まや(アマヤドリ)/宍泥美/島野温枝(東京タンバリン)/杉原幸子/新名基浩(天辺塔)/安藤理樹(PLAT-formance)/小沢道成(虚構の劇団)
作・演出:北川大輔
舞台監督・照明:黒太剛亮(黒猿)/舞台美術:佐藤恵美/衣裳:山本香穂/スチール:原絵里子/宣伝美術:安藤理樹/演出助手:足立拓海・長谷川慶明(ロリポップチキン)・内山拓磨/制作:新居朋子(ゲンパビ)/制作補佐:萩原深雪/メイク指導:蒲谷容子/翻訳:李そじん・万里紗/休演:太田宏(青年団)
協力:アマヤドリ・虚構の劇団・天辺塔・東京タンバリン・PLAT-formance・キムヨンナム・にしすがも創造舎(豊島区文化芸術創造支援事業)/助成:日本芸術文化振興会
主催・企画・製作:カムヰヤッセン
カムヰヤッセン
ドラマ
〜私たちは私たちの隣で生きているその人のことをよく知らない。〜
「怪物はどこだ。」
人が人よりも優位に立ちたい、っていう話をなんだかずっと書いてきたような気がしています。
思えばそういう競争の中にいた四半世紀でしたから、
そういう物語を書くことの環境的な条件は整っていた気もします。
で、僕はこの「人よりも優位でありたい」という欲は半ば本能だと思ってまして、
本能だからこそ、ちゃんと飼い慣らせば、どうとでも付き合える気がしています。
仰々しく言ってみましたが、普段そんなことばっかり考えているわけもなく、
言うて僕も割と博愛主義の善良な一市民だと思っています。真剣です。はいそこ笑わない。
ただ、ふとした瞬間にひょんなことでとんでもないことを口走ってしまうことがあって、
そういう時に、この本能の怪物っぷりを考えます。
ちっちゃいですが、確実にいます。
今回は、そういうものと闘うための演劇をやります。
ちょっとだけ枠を広げて、日本人、というところで語ってみようと思います。
13人、の、日本人たちの会議劇。劇場でお待ちしています。
脚本・演出 北川大輔
−−−
外国人労働者の住む割合が高い街の日本人によるまちづくり会議。
円満に終わるはずだったのに各々の思惑がぶつかって、会議は思わぬ方向に走りだす。
13人のキャストで送る、一幕会議劇。
小島明之/辻貴大/工藤さや/小林樹/ししどともこ/橋本博人/小角まや(アマヤドリ)/宍泥美/島野温枝(東京タンバリン)/杉原幸子/新名基浩(天辺塔)/安藤理樹(PLAT-formance)/小沢道成(虚構の劇団)
作・演出:北川大輔
舞台監督・照明:黒太剛亮(黒猿)/舞台美術:佐藤恵美/衣裳:山本香穂/スチール:原絵里子/宣伝美術:安藤理樹/演出助手:足立拓海・長谷川慶明(ロリポップチキン)・内山拓磨/制作:新居朋子(ゲンパビ)/制作補佐:萩原深雪/メイク指導:蒲谷容子/翻訳:李そじん・万里紗/休演:太田宏(青年団)
協力:アマヤドリ・虚構の劇団・天辺塔・東京タンバリン・PLAT-formance・キムヨンナム・にしすがも創造舎(豊島区文化芸術創造支援事業)/助成:日本芸術文化振興会
主催・企画・製作:カムヰヤッセン
カムヰヤッセン
ドラマ 時代劇(歴史劇)
喋る、ことって、ぼくはきっと女性のほうが得意だろうと勝手に思っていて、 なのにこれがプロの「噺家」になる時は、圧倒的に男性の演者の方が多い。 でも、僕らがはじめに耳にする「話」は、きっと絵本の上の母親の声だったりする。
これは、男女の役割がどこかで取り替わってしまったのではないかしら。
というのが、今回の作品の出発点でした。
とりかへばや物語を下敷きに、そんな話をしようと思っています。
小島明之/辻貴大/太田宏(青年団)/工藤さや/小林樹/ししどともこ/橋本博人(以上、カムヰヤッセン)/笠井里美(アマヤドリ)/川本ナオト/北川竜二/さとうみみ
脚本・演出:北川大輔
舞台監督:杣谷昌洋/舞台美術:加藤まゆこ/照明:吉村愛子(Fantasista?ish.)/音響:Miya/音楽:岡田太郎(悪い芝居)/衣装:正金彩(青年団)/スチール:原絵里子/記録映像:鈴木トオル/宣伝美術:安藤理樹/演出助手:松岡千明・蔵下右京(Theatre MERCURY)/制作:新居朋子(ゲンパピ)
提携:ウイングフィールド(大阪公演)
共催:NPO法人FPAP(福岡公演)
協力:笠木健司(クロムモリブデン)・池林房・太田篤哉・青年団・アマヤドリ・(公財)福岡市文化芸術振興財団(福岡公演)
助成:日本芸術文化振興会・大阪市
企画・製作 カムヰヤッセン
主催 カムヰヤッセン
カムヰヤッセン
ファンタジー ドラマ
「正直に言おう、もうたいして興味がないんだ。」
こんなに凪いでいる時も珍しい、というほど穏やかだった。
しばらくそのコップの中の嵐を眺めた後、嵐は次第に収まって、夜がきた。
それから暫くの間、海は鳴かなかった。
海を知らなかった男は、海の絵を描こうと思った、
が、男は本物の海を知らなかったので、白い磁器のカップの絵を描いた。
こんな日はもう来ないのではないか、と思うほどその日は暖かかった。
庭に広げた洗濯物は、朝食の前にはしっかり乾いていた。そして朝がきた。
それから暫くの間、雨は降らなかった。
陽の光を知らなかった女は、太陽と話をしようとした、
が、女は本当の太陽を知らなかったので、庭に咲いている向日葵と話をした。
そこに住む人たちは皆、本当の海も本当の太陽も知らなかったのだけれど、
嵐はコップの中で起こるものだったし、
向日葵の向いている方向に太陽が出ていることは知っていたので、
特段そんなに困ることはなかった。
そういったものを自分たちが知らない、ことも知っていたし、
その知らないことすら知らない連中に比べたら、
自分たちは幾分かましだと思っていたから、
自分たちの知っていることに疑いを向けることも少なかった。
みんながそれでよかったんだと気づいたときには、
誰もカップの海を書くこともなかったし、向日葵は黙ったままだった。
今回のカムヰヤッセンは、そんな話になりそうです。
甘粕阿紗子/小島明之/北川大輔/安藤理樹(PLAT-formance)/伊比井香織/今城文恵(浮世企画)/大西智子(あなざーわーくす)/岡山誠(ブルドッキングヘッドロック)/尾倉ケント(アイサツ)/小玉久仁子(ホチキス)/齋藤陽介/辻貴大/西岡未央(悪い芝居)/埜本幸良(範宙遊泳)/森田祐吏(北京蝶々)/山脇唯(ヨーロッパ企画)
作・演出:北川大輔
舞台監督:杣谷昌洋/舞台監督補:川崎裕太(Theatre MERCURY)/舞台美術:大泉七奈子/照明:吉村愛子(Fantasista?ish.)/音響:笠木健司(クロムモリブデン)/音楽:吉田能(PLAT-formance)/宣伝美術 デザイン:釣巻デザイン室/宣伝美術 アートワーク:平山正太郎/プリンティングディレクション:青山功(リトルウイング)/スチール:原絵里子/衣装:飯田裕幸/映像:新谷純(クロムモリブデン)/演出助手:裕本恭(東京ペンギン)・大原渉平(劇団しようよ)・菊地一輝
制作:〔東京〕塩田友克・〔京都〕有田小乃美(悪い芝居)
プロデューサー:工藤喬才
提携:公益財団法人 武蔵野文化事業団(東京公演)
共催:京都芸術センター(京都公演)
主催・企画・製作:カムヰヤッセン
カムヰヤッセン
SF ドラマ
日本国内から天才・秀才が集められた学術施設、アカデミー。
研究者の妻を持つ夫は、付属の教育施設に通う生徒たちの学寮の管理をしている。
一見穏やかに見えていた彼らの生活は、陰謀詭計がうごめく中で、次第に追い詰められていく。
そして彼らは、ひとつの大きな決断をする——
カムヰヤッセンの初期の代表作となる、「生きる」ことそのものを問うた物語。
金沢啓太/小島明之/辻貴大/太田宏(青年団)/工藤さや/小林樹/ししどともこ/橋本博人/花澄/佐賀モトキ/島田雅之(DART’S)/中島美紀(ポかリン記憶舎)/森田祐吏(北京蝶々)/ヨシケン(動物電気)/板倉チヒロ(クロムモリブデン)/岸野健太/齋藤香帆/陣内ユウコ/関谷誠(sekiyamakoto2manlive)/裕本恭(劇団東京ペンギン)/堀内萌/丸山夏未(劇団チャリT企画)/美吉弘恵/山口高靖/山本陽子/渡部彩萌
作・演出:北川大輔
舞台監督:杣谷昌洋・小野瀬弥彦/舞台美術:大泉七奈子/舞台:伊豫田一成/照明:吉村愛子(Fantasista?ish.)/音響:笠木健司(とんかつ音房)/チラシ絵:松浦奈未/衣装・映像:飯田裕幸/スチール:原絵里子/ヘアメイク:谷内菜央美/演出助手:伊坂共史・入倉麻美・目崎剛(+1)/制作:塩田友克
企画・製作:カムヰヤッセン
主催:(財)三鷹市芸術文化振興財団
JASRAC許諾番号:
9015824001Y43136
NexTone許諾番号:
ID000002082