演出家・三浦基が代表をつとめる。既存のテキストを独自の手法によって再構成・コラージュして上演する。言葉の抑揚やリズムをずらし、意味から自由になることでかえって言葉そのものを剥き出しにする手法は、しばしば音楽的と評される。2005年、東京から京都に移転。2013年には廃墟状態の元ライブハウスをリノベーションしたアトリエ「アンダースロー」を開場。固定メンバーによるレパートリー制を実践。主な作品にチェーホフ作『三人姉妹』、イェリネク作『光のない。』『スポーツ劇』、松原俊太郎作『忘れる日本人』など。
演出家・三浦基が代表をつとめる。既存のテキストを独自の手法によって再構成・コラージュして上演する。言葉の抑揚やリズムをずらし、意味から自由になることでかえって言葉そのものを剥き出しにする手法は、しばしば音楽的と評される。2005年、東京から京都に移転。2013年には廃墟状態の元ライブハウスをリノベーションしたアトリエ「アンダースロー」を開場。固定メンバーによるレパートリー制を実践。主な作品にチェーホフ作『三人姉妹』、イェリネク作『光のない。』『スポーツ劇』、松原俊太郎作『忘れる日本人』など。
シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!
地点
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ミステリヤ・ブッフ
地点
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ハムレットマシーン
地点
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グッド・バイ
地点
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ファッツァー
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スポーツ劇
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三人姉妹
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忘れる日本人
地点
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地点
その他
【EPAD】
チェーホフが流刑地だったサハリン島までの旅に出たのは1890年。未開の土地だったシベリアを横断してのこの旅は、当時はまだ命の危険が伴うもので、突然の決心に友人や家族たちは最初チェーホフ流の冗談と思ったという。しかし、作家の決意は固く、4月から12月までの長旅が断行された。このサハリン行きは、文学的にはなんの成果も伴わなかったという指摘がある一方で、作家・チェーホフの「重要な転機」であるという指摘も。いずれにせよ、チェーホフが〈四大戯曲〉を書いたのはこの旅から帰った後のことだった。戯曲『三人姉妹』には「モスクワへ!モスクワへ!モスクワへ!」という大都会モスクワへ憧れる有名な台詞があるが、チェーホフは東の果てを目指した。作家の心中に燃え上がったシベリアへの思いへ寄り添いながら、中心ではなく周縁へ、曠野を抜けて!
EPAD・・・「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業」
(文化庁「文化芸術収益力強化事業」)の略称です。
本サイトでは、同事業において、新旧の舞台芸術の映像を配信できるように権利処理した作品に【EPAD】の印をつけています。
安部聡子/石田大/小河原康二/窪田史恵/小林洋平/田中祐気
原作:アントン・チェーホフ/劇作家・演出:三浦基/翻訳:神西清/ドラマトゥルク:高田映介/監修:中村唯史/美術:杉山至/衣裳:コレット・ウシャール/照明:山森栄治
地点
その他
【EPAD】
『ファッツァー』に続く地点×空間現代第2弾。ロシア・アヴァンギャルドを牽引した詩人マヤコフスキーが十月革命の一周年を祝うために書いたという戯曲『ミステリヤ・ブッフ』をサーカス小屋のアリーナを模した円形舞台で上演。音楽と言葉が、敵対し、鼓舞し合い、共闘する。野次がシュプレヒコールに変容し、時に歌となる。聖史劇を意味する「ミステリヤ」、笑劇を意味する「ブッフ」を全力で体現した、地点初の喜劇。
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安部聡子/石田大/小河原康二/窪田史恵/河野早紀/小林洋平
劇作家:ヴラジーミル・マヤコフスキー/演出:三浦基/翻訳:小笠原豊樹/美術:杉山至/衣裳:堂本教子/音響:西川文章/照明:藤原康弘/舞台監督:足立充章/宣伝美術:松本久木/制作:田嶋結菜・小森あや・三竿文乃(フェスティバル/トーキョー)・喜友名織江(フェスティバル/トーキョー)/音楽:空間現代/企画・製作:合同会社地点/共同製作:フェスティバル/トーキョー
地点
アート ダンス・舞踏・パフォーマンス 不条理・アングラ
言わずと知れたシェイクスピアの悲劇『ハムレット』をモチーフに東西に分断されていたドイツで活躍した劇作家ハイナー・ミュラーが書いた上演不可能とも言われる伝説的テキスト、『ハムレットマシーン』。
地形が、家族が、暴動が、役者が、アメリカが、血と肉が—— たった15ページで展開されるこれでもかというイメージの応酬。
暗く陰鬱な言葉から、ユーモアを抽出する地点の「歴史劇的牧歌劇」!
安部聡子/石田大/小河原康二/窪田史恵/小林洋平/田中祐気
テキスト:ハイナー・ミュラー/翻訳:谷川道子/演出:三浦基/舞台美術:杉山至/衣裳:コレット・ウシャール/照明:藤原康弘/音響:堂岡俊弘/舞台監督:大鹿展明・杉浦訓大/制作:田嶋結菜
地点
ドラマ 恋愛 アート
『トカトントンと』(2012年)、『駈込ミ訴へ』(2013年)に続く地点による太宰文学の舞台化。太宰治の遺作である未完の小説『グッド・バイ』をモチーフに、敗戦から死までの間に書かれた小説を中心にコラージュした。『人間失格』とその死にまつわる暗くスキャンダラスなイメージが先行する太宰治だが、本作の原作となる『グッド・バイ』は、ユーモア小説と形容されるほど明るさと軽さに満ちている。
京都にライブハウス「外」を構え、ポストロックの最前線をひた走るバンド「空間現代」が音楽を担当。地点×空間現代がおくる、戦後への、平成への、軽妙洒脱な「グッド・バイ」!
安部聡子/石田大/小河原康二/窪田史恵/小林洋平/田中祐気/黒澤あすか
舞台美術:杉山至/衣裳:コレット・ウシャール/衣裳製作:清川敦子/原作:太宰治/演出:三浦基/音楽:空間現代/照明:藤原康弘/音響:西川文章/舞台監督:大鹿展明/宣伝美術:松本久木/制作:田嶋結菜・中川美穂
地点
戦車と機関銃の登場で大量殺戮が可能になった第一次世界大戦中。塹壕から逃げ出した脱走兵ファッツァーと仲間たちは地下室に潜伏し、革命が起こって戦争が終わるのを待つ。しかし、結末に待つのは団結の失敗と死ーー。絶望的な話にも関わらず、ブレヒト流の諧謔と笑いに満ちた、魅力満載の作品。
ブレヒトの未完の戯曲を本邦初上演。原作は500ページとも言われる膨大なフラグメントで、ハイナー・ミュラーがまとめた『エゴイスト、ヨーハン・ファッツァーの没落』と、ミュラー版では未使用の断片を再構成した。バンド「空間現代」が繰り出す音楽は、鳴り響く銃声にも、断末魔の叫びにも聞こえ、俳優の声と、ロック音楽が織り成すリズムが作品に緊張と躍動感を与えている。2013年の初演当初より、地点の新しい代表作として高く評価されている。
安部聡子/石田大/小河原康二/窪田史恵/河野早紀/小林洋平
原作:ベルトルト・ブレヒト
翻訳:津崎正行
演出:三浦基
音楽:空間現代
美術:杉山至+鴉屋/照明:藤原康弘/音響:堂岡俊弘/衣裳:堂本教子/舞台監督:大鹿展明/制作:田嶋結菜
地点
母親によって殺された父の復讐を誓い、弟のオレステスと母殺し実行する、エレクトラ。
恋人アキレスを虐殺し、自身も命を絶つ女権国家アマゾンの女戦士、ペンテジレーア。
オーストリア出身、“アーニー”の愛称で本国でも親しまれる、アーノルド・シュワルツェネッガー。
彼に憧れ、筋肉増強剤の過剰摂取で死亡したボディビルダー、“アンディ”ことアンドレアス・ムンツァー。
精神病院で死んだ父、母との緊張関係、自らの生をも題材としてきた作家、エルフリーデ・イェリネク。
古代ギリシアの復讐の物語に登場するヒロインたちをモチーフに、メディアによって翻弄される現代人の姿、戦争の代替としてのスポーツ、身体から逃れられない人間の宿命について、イェリネクは自らを媒体として語り続ける。
パパ ママ イエス 違う
沈黙から沈黙までの長広舌。圧倒的な集中とイメージの乱高下。『光のない』(2012年)に続く、地点によるイェリネク作品第2弾!
安部聡子/石田大/小河原康二/窪田史恵/河野早紀/小林洋平/田中祐気
合唱隊
[京都公演]朝日山裕子/井上和也/今井飛鳥/今泉唱/大畑和樹/大道朋奈/金子仁司/田嶋奈々子/野老真吾/圜羽山圜/真都山みどり/村田結/好光義也/米津知実
[横浜公演]朝日山裕子/礒﨑祥吾/宇澤とも子/大畑和樹/大道朋奈/後藤天/鈴木修平/相馬陽一郎/田嶋奈々子/野澤美希/圜羽山圜/村田結/柳内佑介/米津知実
作:エルフリーデ・イェリネク
翻訳:津崎正行
演出:三浦基
音楽監督:三輪眞弘/舞台美術:木津潤平/衣裳:コレット・ウシャール/照明:大石真一郎/音響:徳久礼子/舞台監督:小金井伸一/プロダクション・マネージャー:山本園子/技術監督:堀内真人/宣伝美術:松本久木/制作:伊藤文一、小森あや、武田知也、田嶋結菜
地点
三浦基の初期の代表作をまったく異なる演出で再上演。四つん這いで床の上を這いずり回り、組んず解れつしながらでなければ言葉のやり取りのできない登場人物たち。生き続けなければならない人間の、持て余された人生たちがそのまま運動量に変換され、充満する。世界一フィジカルな静劇。
……県庁のある町でのこと。オーリガ、マーシャ、イリーナの三人姉妹とアンドレイが暮らすプローゾロフ家。旅団長だった父親の一年前の葬儀の記憶もようやくうすれて、末娘のイリーナの「名の日」の祝いが開かれようとしている。春、まぶしい陽光のなか、軍人たちが祝いの会に集まってくる。旧知の中隊長ヴェルシーニンの来訪が、三人姉妹にモスクワの記憶をよみがえらせる。
やがては大学教授と期待されている長男アンドレイと、ナターシャの恋。家庭を待つ次女マーシャと不幸な家庭生活を送るヴェルシーニンの実りのない恋。トゥーゼンバフ男爵のイリーナに対する片想いは、ソリョーヌイとの対立を生む。アンドレイと結婚し、子供を生んだナターシャの俗悪さが次第に一家を支配する。学者への夢を捨て堕落してゆくアンドレイ。
秋になり、駐屯していた中隊は遠い新しい任地へと旅立ってゆく。マーシャとヴェルシーニンの別れ。退役してイリーナと新生活に踏み出そうとしていたトゥーゼンバフは、その矢先にソリョーヌイに決闘で撃ち殺される。元の生活に戻ることを喜ぶクルイギン。軍楽隊のひびきがだんだんと遠ざかっていくなか、三人姉妹の「生きたい」という願いを残して幕はおりる。
安部聡子/石田大/伊東沙保/小河原康二/岸本昌也/窪田史恵/河野早紀/小林洋平/田中祐気
作:アントン・チェーホフ
翻訳:神西清
演出:三浦基
舞台美術:杉山至
衣裳:コレット・ウシャール
照明デザイン:山森栄治
照明オペレート:岩田麻里
音響デザイン:徳久礼子
音響オペレート:稲住祐平
舞台監督:小金井伸一
プロダクション・マネージャー:安田武司
技術監督:堀内真人
宣伝美術:松本久木
制作:伊藤文一 小森あや 田嶋結菜
地点
粗末な紅白紐の結界によって区切られた舞台。中央に木造の猪牙(ちょき)舟。漁師・巫女(?)・サラリーマン・女子高生・お母さん・お父さん・(変な?)おじさん…。様々な日本人が現れ、奇妙な共同体は舟に乗り込む。行き場のない舟はやがて打ち捨てられ、台座を担ぎ、結界を侵して人々はさすらう。
安部聡子/石田大/小河原康二/窪田史恵/河野早紀/小林洋平/田中祐気
作:松原俊太郎/演出:三浦基
舞台美術:杉山至/衣裳:コレット・ウシャール/照明:大石真一郎/音響:稲住祐平/舞台監督:小金井伸一/プロダクション・マネージャー:安田武司/技術監督:堀内真人/写真:石川竜一/宣伝美術:松本久木/制作:田嶋結菜
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