代表(主宰): 川原武浩
構成員:長岡暢陵・上瀧昭吾・長沼里佳・青井美貴
1999年3月、川原武浩(主宰・作・演出)を中心に結成。
本公演では川原武浩が一貫して作・演出を務める。
他、番外公演では他劇団の演出家を迎えたり、コラボ公演なども行うが、脚本は全て川原作品であり、「川原脚本」イコール「クロサイ」である。
よく訊かれる劇団名については、「一見、旧くてどうしようもないものを、どうにかして最新型に」という意味。
『アナログ的なものとデジタル的なものの融合』を追求し、「旧いものを最も新しい方法で見せる」、
または「どうにもならないものを無理矢理動かす」というコンセプト。
代表(主宰): 川原武浩
構成員:長岡暢陵・上瀧昭吾・長沼里佳・青井美貴
1999年3月、川原武浩(主宰・作・演出)を中心に結成。
本公演では川原武浩が一貫して作・演出を務める。
他、番外公演では他劇団の演出家を迎えたり、コラボ公演なども行うが、脚本は全て川原作品であり、「川原脚本」イコール「クロサイ」である。
よく訊かれる劇団名については、「一見、旧くてどうしようもないものを、どうにかして最新型に」という意味。
『アナログ的なものとデジタル的なものの融合』を追求し、「旧いものを最も新しい方法で見せる」、
または「どうにもならないものを無理矢理動かす」というコンセプト。
シャザイカイケンSD
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シンキイッテン(二十周年記念興行)
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上下左右(Ver19revis...
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#
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面会謝絶
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二者択一
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表裏一体
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三一四二
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最新旧型機 クロックアップ・サイリックス
ドラマ 不条理・アングラ その他
*この公演は新型コロナウイルス流行の影響で延期となった
「シャザイカイケン」(2020年5月公演予定)を
SD(ソーシャルディスタンス)バージョンとして
大幅に当初のプロットから変更して上演されました。
==
「このたびは、誠に申し訳ございませんでした!」
居並ぶ報道陣
多勢に無勢
考える間もなく次々に浴びせられる質問という名の糾弾
『今回の件についてどのようにお考えか、お聞かせください』
『きちんと説明責任を果たすべきではないでしょうか』
『どのように責任をとるおつもりですか』
『まだ他に隠していることがあるんじゃありませんか』
何を言われても
何を聞かれても
ただ謝り、ただただ頭を下げ続ける
こう口にしたい気持ちをひたすらに抑えて
「…あの、なんで私が謝らなきゃいけないんでしょうか」
上瀧昭吾/長沼里佳/立石義江/大谷豪/池田景/石村英美子(henhouse)/大石華愛(西南学院大学演劇部)/白川宏治(ユニットれんげ)/松本征也/声の出演:長岡暢陵
作・演出:川原武浩/照明:出田浩志(StageLighting大黒屋)/音響:青井美貴/装置:上瀧昭吾/宣伝美術:岩瀬幹基(Designmarks)/制作:長沼里佳・中村歩道/記録:友山敬太/撮影:ヤマモトハンナ
最新旧型機 クロックアップ・サイリックス
ドラマ ミステリー・サスペンス アート
「もう、何年かな」
「二、三十年くらい?」
「そんなもんじゃないでしょ」
「そうかな?」
「そもそも二十なの? 三十なの?」
「もうずいぶん昔のことだし、はっきり覚えてない」
「だとしても“くらい”って何よ」
「どういう意味?」
「仮に二十年だとして」
「うん」
「どっちかわかんないでしょ。二十年より長いのか短いのか」
「それ、突き詰める必要あるのかな」
「なんでわかんないのよ」
なんて言われても、わからないものはわからない。
「茶色で」
「丸くて」
いくらヒントを出されても、ピントはずれていくばかり。
「こうビャーってした感じの」
話せば話すほど、僕たちの間の謎は深まっていく。
「この箱、なんだっけ?」
上瀧昭吾/長沼里佳/長岡暢陵/後藤香(劇団 go to)/濱崎留衣/声の出演:森久智江
作・演出:川原武浩/照明:出田浩志(Stage Lighting 大黒屋)/音響:青井美貴/装置:上瀧昭吾/宣伝美術:岩瀬幹基(Design marks)/制作:長沼里佳・中村歩道/記録:友山敬太/撮影:ヤマモトハンナ
最新旧型機 クロックアップ・サイリックス
ドラマ ミステリー・サスペンス アート
福はあるけど岡はない 福はあるけど山もなく
福はあれども島もなく 福建あるけど広東はない
神はあっても仏はなく 万はあっても千はない
元があるのに子がなくて 大があっても小がない
白はあるけど黒はなく 金はないけど銅はあり
銅はあるけど銀はなく 朱に交われど赤くない
延長はあるけど短縮はなく 長寿はあっても短命はない
文武はあるけど両道はなく 瞬間はないけど永久はある
高くはないが至宝はあり 曜日はないが暦はある
山河ないのに国はあり 勘がなくても霊感はある
東西南北どれもなく 上下左右もどれもない
天下泰平、下がなく 武運長久、運がない
勝ちはあるけど負けはない 吉はあるけど凶はない
明はあるけど暗はない 老いはあるけど若くはない
鶴はないけど亀はあり 犬猿ないが雉はある
空はないけど鳥はあり 空はないけど雲もある
文化はあるが革命はなく 平和はあるが戦争はない
違いはないけど同じはあり 文字はあるけど意味はない
闇はなく、光はあったはずだった
で、答えは?
立石義江/上瀧昭吾/中島荘太/長沼里佳/長岡暢陵
脚本・演出:川原武浩/照明:出田浩志(StageLighting大黒屋)/音響:青井美貴/装置:上瀧昭吾/宣伝美術:岩瀬幹基(Designmarks)/制作:長沼里佳/撮影:友山敬太
最新旧型機 クロックアップ・サイリックス
ドラマ アート その他
この度、最新旧型機クロックアップ・サイリックスと非・売れ線系ビーナスによる
合同公演を企画いたしました。コラボ、とか、プロデュース、とかではありません。
合同公演、です。
脚本と演出家がそれぞれ差し出され、役者は持ち出しです。
この形、意外と珍しいんじゃないでしょうか。
もともと、客演したりされたりの関係ではあったのですが、今回、もう一歩踏み込んだ
関係を目指そうと思います。
とはいえ、二劇団あわせても総勢14人です。ややもすれば一団体にも満たない人数です。
ですが、よく聞くあの、「ひとつの劇団になったつもり」ではありません。
あくまでも、合同公演なのです。
二度としないかもしれない公演です。ご注目ください。
ぽち/林良子/ケニー/田坂哲郎/上瀧昭吾/長岡暢陵
脚本:川原武浩/演出:木村佳南子/照明:岡田一志・中村京((株)ステージクルー・ネットワーク)/音響:前田哲平((株)ステージクルー・ネットワーク)/舞台美術:上瀧昭吾(兄弟船)/撮影:光田智史(TickTackMovie)/主催:最新旧型機クロックアップ・サイリックス/非・売れ線系ビーナス/制作協力:アートマネージメントセンター福岡/会場:湾岸劇場博多扇貝
最新旧型機 クロックアップ・サイリックス
ドラマ ミステリー・サスペンス その他
迷路と迷宮の違いについて考えていた。
幾多の選択を繰り返し、行きつ戻りつ進むのが迷路。
選択肢はひとつもなく、ただ一本道を先へ先へと進むのが迷宮。
人生に良く似ているのは、迷路かそれとも迷宮か。
迷宮入りという言葉はあるが、迷路入りという言葉はない。
何故だ。
事件は迷宮には入るが、迷路には入らない。
何故だ。
人は道には迷うが宮には迷わない。
ていうか宮ってなんだ。
迷宮は英語でラビリンス。
ヒヤシンスと語感が似ているがきっとなんの関係もない。
迷路は英語でメイズ。ローマ字読みで「まぜ」。
何か意味がありそうだがきっとない。
迷宮で迷うのは心、迷路で迷うのは身体。
見たこともない出口。
あるかどうかも疑わしい出口。
僕らは進む。
シャープな頭とフラットな心で。
迷路だか迷宮だかわからない、ここからの脱出を夢見て。
横山祐香里(万能グローブガラパゴスダイナモス)/上瀧昭吾/長岡暢陵/長沼里佳(劇団ぎゃ。)
作・演出:川原武浩/照明:出田浩志(StageLighting大黒屋)/音響:青井美貴/装置:中島信和(兄弟船)/安部将吾(兄弟船)/宣伝美術:岩瀬幹基(Designmarks)/制作:石橋整/撮影:友山敬太/会場:湾岸劇場博多扇貝
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ドラマ 不条理・アングラ その他
最新旧型機 クロックアップ・サイリックス
ドラマ アート その他
「…あれ?」
『どうしたの』
「なんだったかな」
『だから、どうしたの』
「忘れてしまった」
『何を』
「だからなんだったかな、忘れたのは」
『何を忘れたのかを忘れたってこと?』
「そうそう、なんだったかな」
『知らないよ、他人の記憶のことなんて』
「そうそう、だから教えてほしいわけじゃないんだ」
『じゃあ一人で静かに思い出せばいいじゃないの』
「何か思い出せそうな気がするんだよ、こうして口に出すと」
『自分への質問って感じ?』
「そんな感じかな」
「忘れる」とは
脳の中のどこにその記憶を仕舞ったのかを忘れてしまうことで
記憶そのものは、脳のどこかにあるのだそうだ。
例えるなら
子供のころ、公園の砂場に埋めたはずの宝物。
大事にしまいすぎて、どこにあるのかわからなくなった思い出の品。
いつの間にかいなくなった、隣の家の飼い猫。
見つからないけれど、どこかにはきっとある。
思い出そうとすればするほどに記憶は遠く、
いっそ、そんなものがあった記憶すら忘れてしまえば楽になるのに
忘れようとすればするほどに、忘れようとしても忘れられない。
『…まだ思い出せないの?』
「何かを忘れてしまったことは覚えている。それが忘れてもいいことなのか、
それとも忘れてはいけないことなのかも忘れてしまった。
それは君に関わりがあるかもしれないし、まったくないかもしれない。
ただ、思い出さなければいけないような、そんな気がするんだ」
『忘れてしまったのに、どうしてそう思うの』
「…なんとなく、だよ」
上瀧昭吾/笹本順子/中島壮太/大渕雄一郎/伊藤綾/長岡暢陵
作・演出:川原武浩/照明:出田浩志(StageLighting大黒屋)/音響:青井美貴/装置:安部将吾(兄弟船)/宣伝美術:岩瀬幹基(Designmarks)/制作:石橋整/撮影:友山敬太
最新旧型機 クロックアップ・サイリックス
ドラマ その他
裏か表か 善か悪か 陰か陽か
是が非か 生か死か 上か下か 右か左か
0か1か 出か欠か
資本か社会か 自然か人工か
白か黒か
「白か黒かなんて大した問題じゃない
白にしても黒にしても、
どちらか一色に染まってしまうことが問題なんだよ」
春。
昼下がり。
たった1分の寝坊で
会社をさぼった女の目にうつる世界。
勝つか負けるか
取るか取られるか
さぁ、この世界
行くか戻るか
「ねぇ、白と黒、どちらが表でどちらが裏だと思う?」
ぽち(非・売れ線系ビーナス)/長岡暢陵/上瀧昭吾
作・演出:川原武浩/照明:出田浩志(StageLighting大黒屋)/音響:青井美貴/舞台監督:兄弟船/道具:中島信和(兄弟船)/宣伝美術:岩瀬幹基(Designmarks)/制作:石橋整/会場:湾岸劇場博多扇貝
最新旧型機 クロックアップ・サイリックス
ドラマ ミステリー・サスペンス その他
海の幸があるでもなく
山の幸があるでもない
延々とつづく禿げ山のその山あい
猫の額のような狭い平地の
石ころだらけの田畑でとれる
芋と豆ばかりの村
その村には掟があり、
その村のその家も
その掟に従って生きていた
実りの季節のその前に
誰かがお山に詣でにゃならぬ
ぽち(非・売れ線系ビーナス)/ケニー(非・売れ線系ビーナス)/長岡暢陵/上瀧昭吾
作・演出:川原武浩/照明:出田浩志(StageLighting大黒屋)/音響:青井美貴/装置:中島信和(兄弟船)・安部将吾(兄弟船)/宣伝美術:岩瀬幹基(Designmarks)/制作:石橋整/記録:友山敬太/会場:湾岸劇場博多扇貝
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NexTone許諾番号:
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