劇団櫂人は、2011年11月、芸能スクールOBの有志5人によって創設された。シニア演劇というアマチュア的な枠に止まらず、より深く演劇を追求し、本質に迫る質の高い舞台を創造したいという高い志の下に劇団を結成した。
劇団櫂人の目指す演劇は、人間の普遍的テーマを扱った古今東西の本格的な戯曲の上演である。シニアと称される年を重ねた団員らのこれまでの職場や社会や家庭での多くの人生経験は、演劇を創造するに必要な分析力と構想力と表現力とを豊かに育んでいるものと思われる。シニアの特性を十分に生かして、思慮深く知性の香りあふれた感性豊かな演劇を創造していきたいと考えている。
劇団櫂人は、2011年11月、芸能スクールOBの有志5人によって創設された。シニア演劇というアマチュア的な枠に止まらず、より深く演劇を追求し、本質に迫る質の高い舞台を創造したいという高い志の下に劇団を結成した。
劇団櫂人の目指す演劇は、人間の普遍的テーマを扱った古今東西の本格的な戯曲の上演である。シニアと称される年を重ねた団員らのこれまでの職場や社会や家庭での多くの人生経験は、演劇を創造するに必要な分析力と構想力と表現力とを豊かに育んでいるものと思われる。シニアの特性を十分に生かして、思慮深く知性の香りあふれた感性豊かな演劇を創造していきたいと考えている。
ブルーストッキングの女たち
劇団櫂人
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閉らぬカーテン・男と女と男
劇団櫂人
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怪談牡丹燈籠〜お札はがし〜
劇団櫂人
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谷間の女たち
劇団櫂人
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日曜日
劇団櫂人
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犀
劇団櫂人
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劇団櫂人
大正元年(1912)、「元始女性は太陽だった」と宣言し日本初の女性による女性のための月刊誌となった「青鞜」に刺激を受け、伊藤野枝(17才)が、平塚らいてう(26才)に会うため、九州から上京してくる。
青鞜社には、新しい女たちと呼ばれる、神近市子(24才)、尾竹紅吉(19才)らがいた。野枝も加わり力強く歩み始めた「青鞜」。やがて、らいてうから編集を引き継いだ野枝は、辻潤との結婚生活に疲れ、無政府主義者大杉栄に惹かれるようになる。フリー・ラブを主張していた大杉は、妻の保子、神近市子、伊藤野枝との四角関係になってしまう。そして、そんな関係に亀裂が生じる事件が起こる。
女優松井須磨子は、島村抱月と芸術座を旗揚げし、劇中歌のヒットにより一世風靡していたが、突然二人を引き裂く出来事が持ち受けていた。大正12年(1923)、関東大震災で社会が混乱している最中、甘粕憲兵大尉に連行される大杉と野枝……。
田中淳子/小池恵子/水野真由美/青木恵/向後正枝/山口しのぶ/佐藤陽子/服部次郎/柘植英樹(客演)/草野峻平(客演)/大南宏(客演)/金井賢一/大南宏(客演)/東條将孝/服部次郎/大南宏(客演)/黒井暁子/鈴木里花/宮下文子/宮下文子/滝沢直純(子役)/鈴木里花/佐藤陽子/東條将孝/宮下文子/黒井暁子
作:宮本研/演出・美術:篠本賢一/照明:朝日一真/音響:山田健之/舞台監督:森山香緒梨/着付け協力:寿美とも子/宣伝美術:前嶋のの/チラシイラスト:村上洋子/舞台写真:宮内勝/舞台映像:大塚登(東京舞台映像)/制作:高橋俊也(THEATRE-THEATER)/協力:テアトルアカデミー、遊戯空間、(有)創新企画、アトリエそら、オフィスJOY
劇団櫂人
『閉まらぬカーテン』お互い再婚の中年夫婦。夕食後の居間。細君は窓のカーテンが閉まらないといらだっている。良人は「閉めなくたって、いいさ」と取り合わない。夫婦のとりとめない会話はどこへいくのか・・・・・。(大正15年・雑誌『演劇新潮』に発表)
『男と女と男』春。森の中の樵夫場。音はハイカラな色白男。兼は無骨な醜男。お里は田舎宿の女中。音は樵夫をやめて、東京に行って役者になるという。兼は密かにお里に惚れている。お里は音の子どもを身ごもったという。さて、この顛末は・・・・・。(大正13年・雑誌『我觀』に発表)
『閉らぬカーテン』甲斐照康/青木恵
『男と女と男』東條将孝/服部次郎/鈴木里花/宮下文子
作:横光利一/演出・美術:篠本賢一
照明:青木慶太/音響:山田健之/衣裳:青木恵/舞台監督:菊地伸二/宣伝美術:服部次郎・菊地伸二
劇団櫂人
旗本、飯島平左衛門には「お露」という娘がいた。平左衛門は、連合いに先立たれ女中であった「お国」を後添えにする。
ある日、萩原新三郎の所へ山本志丈という お露のお付き医者が訪れる、名ばかりの いい加減な医者の志丈、新三郎を梅見に誘い出しその帰りに お露の所へ遊びに行こうというのだ。お露は継母との確執の為 女中「お米」と親元を離れ谷中に住んでいた、お露の元を訪れた新三郎だが この二人、お互いに一目惚れしてしまう。元々、内気な性格の新三郎は一人で お露に逢いに行けずに悶々とした日々を過ごしていたのだが、そんな ある日、志丈が訪ねて来て「お露が亡くなった」と聞かされる。
ある晩の事、駒下駄の音と共に灯篭を下げた お米が、お露と共に新三郎の家を訪れ 二人の仲を快く思わない お国が志丈を使い「お露が亡くなった」と嘘を つかせた事を聞かされる。
お互いに生きている事が分かり一気に燃え上がる若い男女の二人。お露は毎晩、新三郎の所へ通った、しかし お露と お米は、本当は死んでいて幽霊となって新三郎は元へ毎晩現れていたのであった。その様子を ずっと見ていた新三郎の下働きの男、伴蔵。この男は、新三郎から色々と世話になって生活をしている。新三郎の身を案じて人相見の 勇斉の所へ相談に行く伴蔵、勇斉も心配になり新三郎の元を訪れるが 新三郎は、お露達が幽霊だとは中々信じない。そこで新三郎は、お露の家を訪れるが見当たらない。そして帰りに二人の墓を見つけ もう二人は、この世の者では無い事に気づき勇斉から紹介されてた高名な僧侶、良石より「お札」を授かる。
その夜から新三郎の元へ行けなくなってしまった お露、お米であった、仕方なく伴蔵の所へ現れて、お札を はがしてもらおうとする。最初の内は畏れおののく伴蔵であったが 妻おみねと共に「お札」を はがす代わりに百両の金を幽霊から、せしめようと画策するのだった、世話になっている新三郎を裏切り「お札はがし」をしてしまい、まんまと幽霊から百両の大金を手に入れる。
その夜、再び新三郎の元へと現れた お露 お米は、とうとう新三郎を、あの世に連れて行ってしまうのであった。
青木恵/福島睦/田中淳子/奥居直樹/東條将孝/鳴海逸美/甲斐照康/向後正枝/鈴木里花/脇田美穂子
作:三遊亭圓朝/演出:篠本賢一
劇団櫂人
河が曲がりくねったあたりに村がある。この村には男がいない。
強硬な軍事政権の時代、男たちは連れ去られてしまったのだ。
女たちは待ち続ける、自分の父を、夫を、息子たちを。
時は流れ、村に新しい隊長が赴任した。彼は、民主化を主張し、この村を再建しようとする。
直後、岸辺に男の死体が流れ着く。拷問により誰だか判別できない死体。
老婆ソフィアは、夫であると主張し、葬ろうとするが、副官がそれを認めない。
副官は、軍事政権下の強行の露見を警戒し、死体を都合のよい人物にでっち上げ、埋葬する。
ソフィアをはじめ、村の女たちは、かつて男たちの坐っていた椅子を燃やすという行為で抵抗する。
その抗議行動は拡大していき、民主化の理想を掲げていた隊長も、ついに村人に銃口を向ける・・・。
田中淳子/青木恵/鳴海逸美/鈴木里花/森美穂子/甲斐照康/小池恵子/向後正枝/宮下文子/戸張きみよ/渡辺泰子/古谷久美/水野真由美/福島睦/藤田三三三(客演)/水野真由美/柘植英樹(客演)/篠本賢一/東條将孝/大南宏(客演)/草野峻平(客演)/久保貴志(友情出演)
作:アリエル・ドーフマン/訳:水谷八也/演出・美術:篠本賢一
照明:朝日一真/音響:山田健之/舞台監督:田中新一/振付:石川弘美/チラシイラスト:村上洋子/チラシデザイン:前嶋のの/舞台写真:宮内勝/舞台映像:大塚登(東京舞台映像)/制作:高橋俊也(THEATRE-THEATER)/協力:遊戯空間・アトリエそら・テアトルアカデミー・(有)創新企画・オフィイスJOY・プロダクションタンク・劇団朋友/版権コーディネーター:ネーラー,ハラインターナショナル株式会社/後援:チリ共和国大使館/劇団櫂人公式HP:http://www.gekidankaito.com/
劇団櫂人
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ある街に突如として犀が出現する。人々は慌てふためき逃げ回りながらも、この動物がいったいどういう訳でこんな街中に出現したのか、アジアの犀だったのか、アフリカの犀だったのか等いろいろ想像したり議論したりする。
結局犀は猫を一匹踏み殺した挙句どこかに去っていくのだが、人々はこの事件を忘れることができず、そうしているうちに彼らは段々と犀に変身し始め、行列を作って街中を暴れ回るようになる。やがて犀は世界中の人間に取って代わり、最後に一人の男が残される。
東條将孝/甲斐照康/青木恵/脇田美穂子/福島睦/向後正枝/鈴木里花/菊地伸二/田中淳子/鳴海逸美/小池恵子/久保貴志/宮下文子/藤田三三三/柘植英樹/丸本育寿
作者:ウジェーヌ・イヨネスコ
演出:篠本賢一
照明:青木慶太(ライトK)/音響:山田健之/美術:篠本賢一・菊地伸二/衣裳:青木恵/舞台監督:森山香緒梨/振付:石川弘美/写真:宮内勝/ビデオ撮影:大塚登(東京舞台映像)/チラシイラスト:村上洋子/チラシデザイン:前嶋のの/制作:高橋俊也(THEATRE-THEATER)
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