カテゴリー ドラマ, 恋愛,
劇団名 匿名劇壇
公演時期 2014/03/04
地域 近畿
キャスト
福谷圭祐/佐々木誠/石畑達哉/東千紗都/芝原里佳/松原由希子/杉原公輔/吉本藍子
スタッフ
作・演出:福谷圭祐
舞台監督:ニシノトシヒロ/舞台美術:竹腰かなこ(第2劇場)/音響:近松祐貴(オリジナルテンポ)/照明:南勇樹(BS-Ⅱ)/制作:出ノ口愛実/舞台写真:河西沙織(劇団壱劇屋)/映像撮影:武信貴行/宣伝美術:二朗松田
企画製作:ニシノトシヒロ
あらすじ
〈一日目〉共同生活を送る七人の男女は、それぞれがそれぞれを愛し、どこまでも平等に恋愛関係にあった。例えば南目は、宮崎、姉川、貴船と交際関係にあり、全員の了解を得ていた。例えば宮崎は、南目、古関、藤北と交際関係にあり、全員の了解を得ていた。「全員が全員と付き合っている」、彼らはそういう関係にあった。また、「全員が全員と付き合っている」という状況であるからこそ、彼らは問題なく暮らしてこられた。そこへ、宮崎の紹介で春本新太郎がやってくる。関係は均衡を失い、崩れ始める。
〈二日目〉春本新太郎の入居パーティを行う。古関六花が春本新太郎へプレゼントを贈る。それを宮崎佑が「平等ではない」と指摘する。宮崎佑の古関六花に対する態度について、南目紬と姉川晋が疑問を持つ。
〈三日目〉家賃の支払日。貴船寛治が藤北七瀬から金を借りる。藤北七瀬は姉川晋から金を借りる。姉川晋は南目紬から金を借りる。南目紬は古関六花から金を借りる。古関六花は宮崎佑から金を借りる。宮崎佑は春本新太郎から金を借りる。春本新太郎は家賃が払えなくなる。月瀬渚がお金を貸す。
〈四日目〉貴船寛治が藤北七瀬に対して暴力を振るっていたことが発覚する。
〈五日目〉古関六花と春本新太郎の親密さが増す。
〈六日目〉姉川晋が貴船寛治に対し、藤北七瀬への暴力を止めるよう促す。
〈七日目〉そんなふうにして、じたばたしながらいつまでも続くと思ってたよ。俺は。
春本 「先輩ゲロ吐きそうっす。」
宮崎 「聞け。誰か一人を恋人にしちゃいけないんだよ。それは、共同生活を営む上で、不平等を産むだろ。不公平を。ふん、俺もそうやってグチョグチョになっていったグループっつーか、サークルっつーかバンドっつーか劇団っつーか、そういうのいっぱい見てきたよ。恋愛絡みで、グチャグチャって。」
春本 「え、先輩の劇団でもそういうのあるんすか。」
宮崎 「いやうちは今んとこ大丈夫だけど。」
春本 「はい。」
宮崎 「でもさ、恋愛禁止ってぶっちゃけ無理じゃん。男と女だぜ。ある程度、こう、時間を共にすれば恋ってのは芽生えるじゃんか。芽生えないこともあるんだろうけど、大なり小なり芽生えるじゃん。でも、それがいつだって、グループを焼き尽くす火種になりかねないから、だから。」
春本 「えーと、だから、恋愛禁止なんですよね? この家。」
宮崎 「だから、恋愛は止められないものだから、恋愛はしていいんだよ。ただし、全員と。」
春本 「全員と。」
宮崎 「誰か一人を選ぶなんて、不公平だろ。だから、全員と付き合うんだよ。それが出来ないなら、誰とも付き合っちゃ駄目ってことだ。選択禁止。それがこの家のルール。」
春本 「え、ちょっと待ってください。じゃあ、先輩は、さっきの、あの、月瀬渚さんと付き合ってるってことは、アレですか。その、他の人たちとも、付き合ってるってことですか。」
宮崎 「そうだよ。」
春本 「先輩・イン・ザ・パラダイス。」
宮崎 「そんないいもんじゃねえよ。」
掃いて捨てるほどの愛を、吐き捨てるように。
平均: (1)
武信貴行 2016/09/23 04:31
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