本土から遠く南の海の果ては奄美大島群島を含む南西諸島(沖縄・宮古・八重山)はかつて琉球王国と呼ばれた日本とは別の国でした。その琉球王国をこの朗読劇の中では「死の棘」の作家の島尾敏雄氏が提唱した「ヤポネシア」という架空の国であると設定し、その架空の国ヤポネシアに伝承される寓話や昔話という設定で語ります。
登場人物はそれぞれヤポネシアの精霊(ムン)たちである。
その精霊たちが語るヤポネシアの寓話や物語を語り、唄を歌う。
前口上からはじまりの義で始まり、最後はおしまいの義で終わる一種のヤポネシアの儀式であり、儀式は形式(形)である事が最も重要なのです。
1.前口上
2.はじまりの儀
3.文字のない国の郵便屋さん
4.オマガリの恋
5.ガランボーの歌
6.永遠のいまとここを司る神様
7.世界の始まりの恋人たち
8.ヤポネシア国歌
9.おしまいの儀
キャスト
加藤理都子/円谷真理/夏梅あきら/横山佳奈
スタッフ
作・構成・演出:雨宮ギズモ
音響:大西弘泰/制作:コトリ制作部