刀の存在が当たり前の、世界のいつか。世界のどこか。 人を斬って銭を稼ぐことを楽しんでいる男がいた。男に何も聞けないまま、日々を笑顔で過ごす女がいた。男の仕事の傍らには、男に執着するオトコがいた。 街を行き交う人々には、それぞれの人生があった。笑うもの、泣くもの、立ち止まるもの、急ぐもの。 男の生き方はまるで、冷めた茶で酔うたふりをし続けているようだった。 男は手を、差し出した。男は手を、差し出された。 酔うたふりをし続けた男は、その手に何を掴むのか。
キャスト
クラシキマコト(《劇団くろ白》)/大西元花(シアターレトロマーケット)/伊織/有田賢生(モグラドーメイ)/爲政茉佳/フミヤ/吉原愛莉/SpA/刹那/西浦ひの/まゆ/吉田泰樹(ヒューマンアカデミー広島校)/ししど(演者unit炊込飯・《劇団くろ白》)
スタッフ
作・演出・殺陣:ししど/照明:山下裕輔(ちぃむ作造)/音響:宮﨑香陽子(芝居空間侍エレクトリカルパレード)/スチール撮影:石井清一郎/動画撮影・編集:後藤宏行・後藤佳澄/劇場管理:網村智幸(広島市青少年センター)/受付部:川上議博・にしこ(HAC)・AG