1981年、大石静と永井愛の二人が設立。ともに卯年生まれであったことから、 劇団名を「二兎社(にとしゃ)」とした。それぞれのオリジナル作品を交互に 上演し、二人は役者としても出演。『カズオ』などの「早替わり二人芝居」で人気 を博したが、大石の退団した1991年以降は、永井の作・演出作品をプロデ ュースする演劇ユニットとして活動を続けている。主な作品に「戦後生活史劇三部作」(『時の物置』『僕の東京日記』『パパのデモクラシー』)『兄帰る』『萩家の三姉妹』『歌わせたい男たち』『書く女』『鴎外の怪談』『ザ・空気』『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』等。
1981年、大石静と永井愛の二人が設立。ともに卯年生まれであったことから、 劇団名を「二兎社(にとしゃ)」とした。それぞれのオリジナル作品を交互に 上演し、二人は役者としても出演。『カズオ』などの「早替わり二人芝居」で人気 を博したが、大石の退団した1991年以降は、永井の作・演出作品をプロデ ュースする演劇ユニットとして活動を続けている。主な作品に「戦後生活史劇三部作」(『時の物置』『僕の東京日記』『パパのデモクラシー』)『兄帰る』『萩家の三姉妹』『歌わせたい男たち』『書く女』『鴎外の怪談』『ザ・空気』『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』等。
ザ・空気 ver.3 そして彼は去った…
二兎社
鴎外の怪談
二兎社
販売中
二兎社
ドラマ
【EPAD】
ここは某テレビ局の9階会議室。政治評論家の横松が、アシスタントディレクターの袋川を相手に文句を言っていた。そこへ局のBS番組「報道9(ナイン)」のチーフ・プロデューサー・星野が入ってくる。横松は今夜、ゲストコメンテーターとしてこの番組に登場する予定だった。しかし、ある「ゆゆしき事態」が発生したため、出演が難しくなってしまう。問題ない、自分は出演すると言い張る横松に対して、否定的な見解を述べる星野。普段から対立することの多い2人のやりとりは、いつの間にか局の看板ニュース番組「ニュース・ライブ」アンカーで、今は亡き桜木の話へと移っていく。桜木とこの部屋にまつわる思いがけない話を聞かされて横松は動揺する。そのせいか、その後の打ち合わせで、横松にある変化が訪れて……
【EPAD】…「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業」(文化庁令和二年度「文化芸術収益力強化事業」)の略称です。
本サイトでは、同事業において、新旧の舞台芸術の映像を配信できるように権利処理した作品に【EPAD】の印をつけています。
佐藤B作/和田正人/韓英恵/金子大地/神野三鈴
吉田ウーロン太(声の出演)
作・演出:永井愛/美術:大田創/照明:中川隆一/音響:市来邦比古/音楽:礒﨑祥吾/衣裳:竹原典子/ヘアメイク:清水美穂/演出助手:白坂恵都子/舞台監督:澁谷壽久/照明操作:吉田裕美/音響操作:堤裕吏衣/舞台監督助手:竹内章子・加瀬貴広・宇野圭一・大刀佑介/衣裳助手:柿野彩/プロンプター:山下由/大道具:ステージファクトリー/化粧品協力:江原道・舞台屋/運送:マイド/宣伝美術:永瀬祐一(B A T D E S I G N inc.)/宣伝写真:西村淳/宣伝ヘアメイク:COCO(関川事務所)/舞台写真:本間伸彦/ウェブデザイン:宇田敦子・動画まわり/記録映像:蓮見正幸・(株)ワークショット/票券:熊谷由子/客席案内:ヴォートル/制作助手:弘雅美/制作協力:持田有美・畑中あゆみ・月館森(NAPPOS UNITED)/制作:安藤ゆか
販売中
二兎社
ドラマ 時代劇(歴史劇)
舞台となるのは千駄木・団子坂上の森鴎外の住居「観潮楼(かんちょうろう)」。この家は、歌会を催し、文学談義に花を咲かせるサロンである一方、帝国軍医としての鴎外に近しい軍人や官僚が出入りするなど、文学者にして官僚という、鴎外の「二つの頭脳」を象徴するような場でした。
家庭生活においても、鴎外は「二つの頭脳」の使い分けを余儀なくされていました。二度目の妻・しげと、鴎外の母・峰(みね)は、森家の主導権をめぐり、壮絶なバトルを繰り広げていたのです。鷗外は、しげに対しては「良い夫」、峰に対しては「良い息子」としてふるまうという、危ういバランスを生きていたのでした。
ところが、社会主義者の幸徳秋水らが明治天皇の暗殺を企てたとする「大逆事件」が報じられると、文学者と官僚の二つの立場を行き来する鴎外の危うさがピーク に達します。
本作品は、1910年から1911年にかけての4か月間、鴎外と彼を囲む人々を描き、謎多きその内面に新たな光を当てようとするものです。
初演の舞台でハヤカワ「悲劇喜劇」賞(二兎社)と芸術選奨文部科学大臣賞(永井愛)を、再演の舞台(本作品)で紀伊國屋演劇賞個人賞・読売演劇大賞優秀男優賞(いずれも松尾貴史)を受賞した、二兎社近年の代表作。
松尾貴史/瀬戸さおり/味方良介/渕野右登/木下愛華/池田成志/木野花
作・演出:永井愛/美術:大田創/照明:中川隆一/音響:市来邦比古/衣裳:竹原典子/ヘアメイク:清水美穂/舞台監督:福本伸生・下柳田龍太郎
JASRAC許諾番号:
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NexTone許諾番号:
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