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劇団名 intro
公演時期 2012/05/31
地域 北海道
キャスト
大高一郎/菜摘あかね/のしろゆう子/佐藤剛/宮澤りえ蔵(大悪党スペシャル)/柴田知佳/加藤智之(DanieLonely)
スタッフ
作・演出:イトウワカナ
照明:相馬寛之/音響:橋本一生(intro・ISSUE)/舞台監督:高橋詳幸(アクトコール)/舞台美術:川崎舞/衣裳:中原奈緒美/ドラマトゥルク:西脇秀之(劇団回帰線)/宣伝イラストレーション:針/宣伝美術:本間いづみ(double fountain)/振舞台美術デザイン:川崎舞
あらすじ
2012年夏。お金のない、けれども、すっかり腹の出た妊婦が3人。
アパートの一室で、取っ組み合いのケンカをしている。
愛子はバツイチ。交際中の相手は妻子があり、その男の子どもを妊娠している。
さとみは結婚しているが夫のDVが酷く逃亡中。さとみの妹のえりこは大学生。お腹の子どもの父親は誰だかわからない。そして3人とも、臨月間近である。
行くあてもないさとみとえりこは、愛子の部屋に居候していた。しかし、3人とも貧乏である。
さらにさとみが、全財産の4000円を欲望のままに頼んだ宅配ピザに使い込む。止まる水道、流れる汗。
授かりものと言えば聞こえはいいが、腹よりずっと重たいこころ。
働けど働けどなお、我が暮らし楽にならざり。じっと腹を観る。
けれどもわたしは、祝福のかたまりなのだ!
アパートの隣の公演では町内会の盆踊り大会の真っ最中。外では子ども盆踊り歌がにぎやかに鳴っている。(北海道の盆踊りは、子どもの部と大人の部に別れており、それぞれ踊る曲も違う)
そこへ隣人の杉田が水の入ったペットボトルを抱えてやってくる。彼はすべてを聞いていたのだった。
「妊婦がこんなに不幸なわけがない」「もっと幸せになるのだ」と言い張る3人は、そう言いながらも目先の幸福に飛びつき、公園の屋台から焼き鳥をくすねたり、ジュースをくすねたりとやりたい放題。
そんな彼女たちのもとを、愛子の兄でゲイの英一、えりこのバイト先の上司、さとみのDV夫、と、男たちが続々訪問。騒動が騒動を呼び、主張と主張がぶつかり合い、おなかの子どもはすくすくと育つ中、彼女たちを待受けていたのは杉田の衝撃的な告白だった。
遅すぎる一歩を踏み出した頃、夕暮れ、大人の盆踊りの時間が始まる。
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わたしーTHE CASSETT...
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