カテゴリー SF, ドラマ, 時代劇(歴史劇),
劇団名 ファントマ
公演時期 2005/10/01
地域 近畿
キャスト
美津乃あわ/坂口修一/高須浩明(化石オートバイ)/伊藤えん魔/盛井雅司/山根美輝子/斉藤潤/田村K-1/天野美帆/坂本ユカ/小島宏之/内田誠/他
スタッフ
作・演出:伊藤えん魔
舞台美術・舞台監督:岡一代/照明:西崎浩造(株式会社エスエフシー)/音響:三宅住絵/音響製作:徳田順也/宣伝美術:東學(188)/宣伝写真:伊藤俊介/舞台写真:神本昌幸(studio URANUS)/舞台収録:武信貴行/衣装:山口夏希/衣装協力:ヨダミカ(Gato-Gato)/小道具:ジェームス・G・ポンド/小道具協力:水季遥/扇舞振付:泡柳美津乃丞/殺陣指導:千田浩之/印刷:翔樹・太成二葉産業/制作:オフィス・ファントマ/制作協力:森重光恵・松原由尚(IQ5000)/制作補佐:藤丸志野/安光美智・浅田奈々子・木下恵美・峰尾志保・宮川麻理子・川畑扶美/奉公:長井容子
企画・製作:ファントマ
あらすじ
武士道とは 死ぬ事と見つけたり
戦国時代。
多くの戦国大名達が群雄割拠していた。
甲斐信濃を治める武田家軍師・山本勘介はズバ抜けた知能を持ち「千年早き男」と呼ばれ高い武名を馳せていた。その勘介の家臣・加藤段蔵は戦乱の世にあって誠の武士魂を持った侍。勘介と段蔵は深い忠義で結ばれていた。
ある時、段蔵は北条氏政が放った刺客と一戦を交え瀕死の重傷を負う。段蔵の死を惜しんだ勘介は、自らの手で段蔵を砕武具(サイボーグ)として蘇らせる事を決心する。驚く事に、勘介はこの時代において最新医学・電子工学・核融合技術といったハイテクノロジーを極めていたのである。果たして手術は成功、加藤段蔵は砕武具として蘇ったのであった。
当然ながら武田君主・信玄は全国制覇の野望のために段蔵を利用しようと考えていた。信玄の下命を受け、人間兵器として幾度も戦へと向う段蔵。砕武具の力は絶大であった。段蔵の手により他国の勇猛な武将達は、その名城と共に次々と殲滅させられていく。しかし、段蔵は非情な信玄、勘介に疑問を抱く。
「この人知を越えし力が、民のためとなるのでござろうか・・・」
「戦の世ならば。むべなるかな。段蔵、もののふとして天命をまっとうせい」
「笑止。一度死んだこの鉄屑の身。所詮は人斬りの道具にござる」
家臣ではなく、一人の武士として勘介に背く段蔵。だが妻・あかりが信玄の手によって謀殺される。陰謀を知った段蔵は侍の身分を呪い、甲斐信濃を捨てて流浪の身となるのであった。
流浪逃亡の日々は続く。勘介の放つ刺客に狙われ、またその力を狙う北条や織田にも追われる身となる段蔵。やがて彼は、身を隠す三河の山中で伊賀の服部半蔵と出会う。忍びでありながら家康側近として仕える変り者。この男もまた、世の平穏を願う誠の侍であった。
侍としての信念を貫いた加藤段蔵。己れの忠義に生きようとした服部半蔵。時代の行く末を追い続けた山本勘介。そして、天下を夢見た数多くの武将達。
風雲告げる戦国時代。最後に荒れ狂う戦乱に栄光を手中にするのは誰なのか? 「武田の騎馬隊」「織田の鉄砲隊」をも凌ぎ、一騎当千と言われた砕武具・加藤段蔵。己れの信念を信じ、歴史をも変えた侍の壮絶なドラマが繰り広げられる。
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