カテゴリー ドラマ, コメディ,
劇団名 果報プロデュース
公演時期 2019/10/19
地域 関東
キャスト
三宅勝/田久保柚香/山本沙羅(演劇集団キャラメルボックス)/大滝真実(演劇集団キャラメルボックス)/鈴木研(第27班)/石川彩織(演劇集団キャラメルボックス)/吉田裕太(くらやみダンス)/山咲和也(ゲキバカ)/東直輝(悪い芝居)/生田麻里菜(演劇集団キャラメルボックス)/目崎剛(たすいち)/星秀美/秋本雄基(アナログスイッチ)
スタッフ
脚本・演出:冨坂友(アガリスクエンターテイメント)/舞台監督:黒澤多生/照明:秋本雪乃/音響:谷井貞仁(ステージオフィス)/音響操作:中川綾乃(ステージオフィス)/宣伝美術:デザイン太陽と雲/宣伝写真:久富健太郎(SPUTNIK.Inc)/稽古場・舞台写真:伊東和則/制作:よしよしこ(アナログスイッチ)/当日運営:丸山香織(アナログスイッチ)/稽古場補佐:土橋銘菓・片山さなみ(劇団てあとろ50’)/企画・製作:果報プロデュース/協力:アガリスクエンターテイメント・アナログスイッチ・エフェクト・演劇集団キャラメルボックス・㈱大沢事務所・くらやみダンス・劇団てあとろ50’・ゲキバカ・ステージオフィス・青年団・第27班・たすいち・日本のラジオ・悪い芝居・ECHOES・SPUTNIK.Inc
あらすじ
“自主自律”を旨とし、
かつては生徒による自治を誇っていたが、
今やそんな伝統も失われつつある
普通の県立高校、国府台高校。
ある夏の日、唯一残った伝統にして、
やたら長いだけの
文化祭の為の会議“ナイゲン”は、
惰性のままにその日程を終わろうとしていた。
しかし、終了間際に一つの報せが飛び込む。
「今年は、1クラスだけ、
文化祭での発表が出来なくなります」
それを機に会議は性格を変え始める。
――どこのクラスを落とすのか。
かくして、会議に不慣れな高校生達の
泥仕合がはじまった…!
平均: (2)
めい 2021/08/20 22:37
なかなか
ほんと既視感のある議論で。 これはわざとなんですよね。 抑圧者(先生)から課された一部の構成員(生徒)の不利益を享受しても全体のプラスを目指すか、 それとも拒否してすべてを台無しにするか。 受け入れるなら犠牲を誰が払うのか。 どうやらこの会議は表面的には民主主義っぽく、各議決は多数決、最後のすべての承認は全会一致が決められているらしい。 去年の抑圧者への反対運動は盛り上がらず失敗した経緯があり、 生徒たちは不当な押し付けの全撤廃は目指さない方向にさっさと舵を切る。 水槽の中の自由を選びますか。。 途中、弁の立たない年少者をターゲットにして、 不利益の押し付けを行っていたところなんて、胸クソ(笑) それに抵抗すると、「代案を出せ」と。 自分の不利益に抗っただけで代案??何それ。 いや、ほんと現実によくありました。 途中議論が空転しますが、やっと収まりそうなところに。 でも一人が承認せず、また0に戻るわけです。 「文化祭より文化祭のあり方が大事だ」と理想主義者の彼は言うわけですが、 イデオロギーは人の生活の楽しみよりも絶対的に上なのか?? ま、結局、飲み込まざる得ない環境をどう自ら主体的・意欲的に解釈し直して消化し、行動するかみたいな感じで収まりますが。 それもそれで疑問が残りました。 その行為自体は創造的で主体的だけど、 元々その状況は本当に飲み込むべきレベルのものなのか。 反対運動やってみてから、交渉して落としどころを探してもよかったのではと私は思いますけど。 事実、抑圧構造は温存されてるし、毎年一つずつ自由は無くなってる。 ま、でも過半数の人が茹でカエルになるまで気づかないのでしょう。それが民主主義? 全く期待しないでみたのですが、色々考えさせられたからよかったのかな。 みなさん癖のある高校生役、ほんとうまいなと思いました。 こういう子たちいるわ。
kuri 2020/06/24 01:40
これ観て小劇場演劇にハマりました
映像で再見して、オリジナルとは、また異なる味わいがありました。おすすめです。ぜひ。