新規登録 ログイン
English

有料 揺れる

カテゴリー ファンタジー, ドラマ, アート,

公演時期 2020/03/28

地域 関東

キャスト
浅井純彦/雨宮大夢/大橋隆一郎/小田勇輔/篠澤寿樹/篠原祐哉/仙石貴久江/永野愛理/永濱渉/奈須弘子/原口久美子/洪美玉/三木元太/山﨑智子/和田響き

スタッフ
作:マリア・ミリサヴリエヴィッチ/訳・ドラマトゥルク:高橋文子/構成・演出:公家義徳/音楽:国広和毅/舞台美術:池田ともゆき/衣裳:稲村朋子/映像:三木元太/音響:島猛/照明:真壁知恵子/宣伝美術:本多敬・奥秋圭/舞台監督:篠原祐哉/制作:小森明子・太田昭・辻尾隆子


あらすじ

3つのパートが入り混じって展開し、最後に融合していく。

1  PTSDらしい兵士と、ひとりの女が向かい合っている。女は兵士に「息をしろ」と言う。
兵士は女を拒絶する。だが女はあきらめない。何度もいろんな具合に、自閉している兵士と意思疎通しようとしている。

2  アルロ(ウィリアム・ブレイクの神話的世界の、最下界)の端に男が座り込んで、世界を観察している。男の笑い声で轟音が鳴り、地震が起こり、体を揺らすと地面に亀裂が走る。この男の服のポケットには、コマのような人間がたくさん入っていて、時に応じてそのコマを繰り出す。男の背中には〝理性〟と書かれているが、理性というよりは合理的に欲望を追求する資本主義を煽る存在のようだ。反対の端には見捨てられた男が座っているが、人びとに忘れ去られ、金属で固められている。その男の名は〝想像力〟。

3  ベルリンの一角、どこかのバルコニーにいる人びと。外の世界を眺めながらゲームでもしているのか。彼らは短いことばのやりとりしかしない。心の内は、モノローグでのみ語られる。

アルロの端の男の笑い声が轟音として鳴り響き、人びとは不安に駆られる。バルコニーから見える街路に、メラーさんというおばさんが出てくる。轟音を止めようとしているらしい。そんなことしたってどうしようもないのに。若者たちは冷やかしながら眺めている。しばらくするとメラーさんがたくさんのケーブルを抱えて戻ってきて、倒れる。誰も助けに行かずにいると、デブ猫がメラーさんを舐めに来る。見ていられなくなった何人かが、メラーさんを助けに外に出る。
その時、見捨てられた男、アルロの端の男とともに世界を創った男が目を覚ます。
同時に、アルロの端の男は、メラーさんを助けたことに憤り、もっと体を揺する。
と、バルコニーの屋根が崩れ落ち、人びとは路上に放り出される。
外に出た途端、この地震の責任をめぐってのいがみ合いが始まる。
アルロの端の男は、パンパンに膨れたポケットから緑の男たちをつまみ出す。
「列を組んで、片足を上げろ、反対の足をあげろ。片手は心臓にあて、もう片手は引き金に」
軍隊出動。
津波が迫っている、と軍隊は人びとを退避させる。
でもまだ家の中に人が。だが反抗は許されない。
Room Three. Movement. Show yourself! Stop right there!
撃て。
あれ、バッハマンさんところの小さい子よ。
こどもを撃ち殺した兵士は、青くなってうずくまる。そこへ、こどもを殺された母親が近づいていく。

3つのパートは一つに融合する。こどもを撃ち殺した兵士は兵士にこどもを撃ち殺された母親の差し出した手を取る。見捨てられた男はアルロの端の兄弟を見出し、駆け寄って抱きしめる。路上に放り出され、死を目の前にしていた人びとは笑い、夢や希望を語り始める。

平均: 0

または下記の埋め込みコードをご自身のブログやウェブサイトに貼り付けるとプレイヤーを埋め込むことができます。

プレビュー

※埋め込みコード内の動画の再生時間は3分までです

※アメブロ等の<iframe>タグを許可していないサービスでは利用することができません。

利用規約をお読みになり同意の上ご利用下さい

有料
94 分
音楽劇 消えた海賊

音楽劇 消えた海賊

東京演劇アンサンブル

音楽劇 消えた海賊
東京演劇アンサンブル

(0)

スマートフォンアプリでも東京演劇アンサンブルの
「揺れる」を御覧いただけます!
観劇三昧アプリ

観劇三昧