カテゴリー ドラマ, コメディ, 恋愛,
劇団名 マチルダアパルトマン
公演時期 2019/09/12
地域 関東
キャスト
松本みゆき/宍泥美/宮地洸成
スタッフ
脚本・演出:池亀三太
あらすじ
世間様の感覚からすると致命的なまでに貞操観念の緩い女、町子は、止まらない被害妄想によって勝手に追い詰められ、その結果、何故かアルバイト先の牛丼屋のレジの金を掴んで店外へと走り出してしまう。
自分の重大な過ちに気付いた町子は、唯一の友人でありながら、借金の負い目から2年間も音信不通にしていた明里に助けを求め、牛丼屋への謝罪に同行してもらう。
明里の涙ながらの必死の土下座による謝罪によって、なんとか牛丼屋に示談という形で許してもらうことに成功した。
明里は町子のあまりのだらしのない生き方を改めるため、そのだらしなさが原因で東京都23区の各区に一人ずついる23人もの恋人たち全員と別れる旅に出るように説得する。
明里の説得に応じた町子は、心入れ替えて生き方を正すことを決意し、己のだらしなさが原因で膨らんだ借金や恋人、それにまつわるトラブルの数々を精算すべく、明里に付き添われて恋人たちの住む街へと旅に繰り出す。
そうして、町子と明里の失恋ロードムービーは始まった。
どことなく似通っている町子の恋人たちは突然別れを告げられたことにより、激しく動揺し、必死に抵抗をする。町子の魅力に取り憑かれてしまっている恋人たちと、それぞれの愛憎劇を繰り広げながら旅は続いていく。
足立区では力づくの押し問答になり、墨田区では結婚を迫られ、新宿区では明里が付き合うことを交換条件として出され、大田区では誕生日を一緒に祝う。
まったくもって一筋縄ではいかない別れ話を繰り返していくうちに、別れ話にも慣れ、新鮮さを欠いてきて流れ作業と化していく。
そんな折り、訪れた渋谷区で恋人の自暴自棄ともとれる抵抗によって、二人は絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
「恋」だとか「愛」だとか「好き」だとか「愛してる」だとかに散々振り回されまくってドロドロに絡まった痴情のもつれの果てに、町子は明日からの自分らしい本当の生き方にたどり着く。
町子は無事に23人の恋人たちと『ばいびー、』と軽やかに告げることが出来るのか。
平均: (2)
EnTRoPy 2023/03/14 10:51
テンポが良い!
マチルダアパルトマンさんの作品は、3つほどしか見ていないですが、やはり面白いです。 不器用な人間の可愛らしさが鮮明に描かれていて、リアリティのある生活感を感じます。 観終わった後に、優しい気持ちになれる劇でした。
ころころ 2021/07/29 06:38
面白かった!
23人を演じるのは激ムズだろうに、それを役者一人で演じきっててよかった。それぞれの個性も分かってよかった。 あと脚本が好きで、町子を女友達にはしたかないけど、男性からはモテるんだろうなって思えた。町子の中途半端な大きさのバックも役にあっています。 途中、23人が同じ顔(同じ役者)であること、「演劇のセリフみたいじゃん!」とメタ目線で言及するところもあったのですが、その後、そのメタ目線から伝わる面白い演技が続いたのもよかったです。 明里みたいなお節介に幸あれ〜
つらなるワンナイト
マチルダアパルトマン
(1)
ひみつのキヨスク
マチルダアパルトマン
(1)
のがしたフィッシュ
マチルダアパルトマン
(0)
めぐるキャット
マチルダアパルトマン
(0)
ふやけたヌードル
マチルダアパルトマン
(0)
ばいびー、23区の恋人《駅前劇...
マチルダアパルトマン
(0)
マンホールのUFOにのって
マチルダアパルトマン
(0)
すべての朝帰りがいつか報われま...
マチルダアパルトマン
(0)
特殊になれなかった者たちへ
マチルダアパルトマン
(1)
おへその不在
マチルダアパルトマン
(1)