有料 どうでもいい結社

『SF』　……

というタイトルですが、たぶん宇宙へは行かないし、科学的な用語もあんまり（もしかしたらまったく）出てこないと思われます。

もし宇宙空間で戯れる人たちのお芝居をやるとしたら、無重力空間を表すために劇場のキャットウォーク（高くて人が歩ける所）から丈夫な綱をぶら下げて人力で役者たちを浮遊させる等の手法がとられるのでしょうが、それはものすごく大変そうだし危険そうなので避けたいところです。

自分が自分の生活に追いついていないなあ、と思っているうちに、一週間、一月、一年があっという間に過ぎていってしまう。この現象はトキダダモレ現象と呼ばれておりごめんなさい嘘です。

とにかく、そんな慌しく過ぎる毎日も不本意ではないのです。でも時々ちょっとゆっくり考えたくなって、衝動的に小心者なりの反社会的行為（何か……サボるとか）をしたくなるのです！

たとえば、昼間っからビールを空けてみたり、急に思い立って河原に行ってみたり。一人でいても楽しいし、大勢でいても楽しいし。今回はそんな、ゆったりしている場と人々のお話です。気分的には。

舞台はとある研究所の一室。
彼らは何かを研究するためにこの部屋にこもりきりで議論を重ねている。
もはや研究のためではなく、議論のためにこの場所に居座り続けているようだ。
空論は机上から大きく羽ばたいて宇宙空間まで。
学者らしい勘違いが偶然に次ぐ偶然を引き寄せ、奇跡的な確率である真実にたどりつく......！
と言う話では全くありません！
観終わっても説明しづらいあらすじ不在の90分、「なんとなく腑に落ちるのが不思議」な結末が待ち受ける！！
【嘘あらすじ（チラシ裏面より）】
月曜劇団が贈る少しおかしな世界で繰り広げられる会話劇。