【劇団名】
劇団PIS★TOL
【タイトル】
「ヨーイ、ドン」
【公演会場】
ザ・ポケット
【配信日時】
2022年4月15日(金)18時55分より21時
【あらすじ】
舞台は、東京都にある私立高校。(八村高等学校)
校長の春川は、近年より労働環境の柔軟性や社会復帰にも尽力をしてきており、普通では教師を続けるのが難しい教員も積極的に採用できるよう周囲に働きかけている。
その中、この物語の主人公である米田と出会う。
彼はある事件をきっかけに教職を失い立ち止まっていたが、社会復帰を支援する団体を通じて春川と出会う事となる。
春川は米田の過去の事件に彼なりの正義があった事を理解し採用するのだが、そこには個人的な感情も含まれていた。
春川は2年前に息子の謙太(会社員29歳)を交通事故により失っていた。人生に自暴自棄になった男がその命を奪った。そして男は「誰でもよかった」と供述した。
まだ若くして命を奪われた息子のためにもと、生徒や教師に生きていく可能性にチャレンジさせ、応援したい、そんな想いが自分自身をなんとか前に向かせ、教育者として存在させ、この道を歩んでいく力となっている。
新しく招いた米田は、謙太とそっくりな容姿をしていた。
春川の中で、やはり整理のつけようがない息子の死。それでも、息子に似た米田の背中を押すこと、そして進んでいくことで、もっと自分も進んでいけるような気がした…救いなのだろう…そんな淡い希望も見ている。
だが、米田の抱えた過去の問題は大きい…。
その背景にある、教師米田としての計り知れない覚悟もある。
教頭の西城にも米田の採用を反対されもする。この高校には、認知症の母を看病しながら勤める教師や、過去に暴力問題を起こした教師、言語障害を持つ教師など、ただでさえ問題を抱えた教師が多すぎると危惧する教頭西城。
それでも、問題という「痛み」を抱えながら生きていく教師に、春川は教育者として期待もしている。痛みを知る教師が生徒の痛みに気付き接していくことで、生徒は「感じ」、生きていく尊さを学ぶことを願っている。理解はしていても、教頭の西城は、もっと「普通」を求めている。
米田を加え、それぞれの「痛み」が歯車となってギシギシと音を立てながら走り出す。
そして、春川の願いとは裏腹に、この学校で次々と大きな事件が起こっていく。それぞれが追い詰められていく、それぞれが傷つけあっていく…
就任したばかりの米田は、それを目の当たりにしていく。
一度は教職を失い、空っぽとなり、幾重にも時が通り過ぎようとも、諦められなかった。また戻る決心をした米田。弱弱しいが、手を伸ばした彼の心の中にあるものは…
セカンドチャンスを与えられた彼が、どう教師として生き、立ち向かっていくのか。その手を掴んだ春川の人生が、整理はつかずとも、完結に向かおうとしているのか?
「現実」と「綺麗ごと」が対峙する。
学校という舞台で、教師、生徒、親、それぞれが生きていくことにチャレンジする物語が始まる。ヨーイ、ドン。
【キャスト】
小笠原孝佳
堀之内良太(劇団水中ランナー)
秦瑞穂
笈川健太
軽辺るか
村川翔一
千寿
安倍香
久保沙由李
すがおゆうじ(崖っぷちウォリアーズ)
三原珠紀(演激集団INDIGO PLANTS)
水野淳之
西川智宏(ラビット番長)
村手龍太(劇団龍門)
剣持直明(劇団だるま座)
(以下、劇団PIS★TOL)
五十嵐山人
川又咲
本倉さつき
仲村大輔
【スタッフ】
舞台監督 清水義幸(kafunta)
舞台美術 江連亜花里
照明 宮崎晶代
音響 秦 修
音楽 山口紗貴
宣伝美術 夏海
物販撮影 村山恒平
運送 明和運輸
【上演時間(目安)】
1時間50分
【チケット販売終了日時】
4月28日23時59分
【問合せ先メールアドレス】
pistol.nanl@gmail.com
※購入する場合は必ずログインしてください。
※初めての方はこちらのガイドをお読みください。