【劇団名】
川崎市アートセンター
【タイトル】
しんゆりシアター 劇団わが町 第10回公演 『グスコーブドリの伝記』
【開演時間】
2/6 13:00
【あらすじ】
『グスコーブドリの伝記』は、宮沢賢治作品の中で一番つまらない、と言った評論家がいます。
その人に言わせると、あれほど珠玉のような言葉を紡ぎ、見事なファンタジーを繰り広げた作家が、この作品でだけはそうなっていない、と言うのです。
しかし私は、うち続く冷害と干ばつに打ちのめされて、言葉を紡ぐゆとりも、ファンタジーを夢見るゆとりも失った、できそこないの農業教師としての賢治さんは、
こう書かざるを得なかったのだと思います。
父親からは「でくのぼう」と言われ、自分でも「でくのぼう」と称していた賢治さんが、血を吐く思いで、ギリギリのところで書いた作品だったのでしょう。
一九八二年の劇団えるむ初演の頃、劇中の賢治さんは一人でした。
三十九年後の劇団わが町上演版は、劇中の賢治さんは四人になっています。
作品を読み直せば読み直すほど、賢治さんについて調べれば調べるほど、一人ではおさまらなくなったのです。
ということは、賢治さん、あなたは「でくのぼう」なんかじゃなく、四人分の(ひょっとするともっと多くの)人生を生きた巨大な人だったのではないでしょうか。
ふじたあさや
【キャスト名】
劇団わが町劇団員、古舘一也(客演)、森山蓉子(客演、company ma所属)
【スタッフ】
原作:宮沢賢治 脚本・演出:ふじたあさや
音楽:宮沢賢治・岡田和夫・藤原豊
美術:池田ともゆき 照明:坂本義美
音響:山北史朗 衣裳:大谷恵理子(company ma)
ステージング:酒井麻也子 歌唱指導:森山蓉子(company ma)
舞台監督:野口岳大 演出補:大谷賢治郎(company ma)
宣伝美術:中村圭介(ナカムラグラフ)
【上演時間(目安)】
2時間
【アーカイブ視聴期限】
2/20 13:00
【チケット販売終了日時】
2/19 23:59
【問合せ先メールアドレス】
ticket@kawasaki-ac.jp
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