【劇団名】
深海洋燈
【タイトル】
Oradexon
【開演時間】
12/15 14:00
【あらすじ】
新型ウィルスの影響を受け、バングラデシュの200年続いた色街が閉鎖された。
そこで働くセックスワーカー達はほとんどが未成年である。10代そこそこで売られてくるのが現状だ。
その国の男達の性癖に合わせ、ふくよかな体を作るために『oradexon』(オラデクソン)という家畜用ステロイドが、その売春宿を取り仕切るマダムから配布される。
主に牛を肥えさせるために使うものだ。
副作用はすさまじく、内臓は肥大化し機能不全を誘発する。精神的疾患も顕著に現れる。
中には20代そこそこで亡くなる少女達も大勢いる。
家族で、親子で経営している売春宿もある。
過去の話しではない、今現在の話しだ。
新型ウィルスにより閉鎖され、国からセックスワーカー達への補償などは勿論ない。
どうやって生きればいいというのか。
「そんな所は無くなって良かった。」
「仕方のない犠牲だ。」
そんな声も聞く。
「考えても仕方ないじゃないか。どうせ遠い異国の事だから。」
心に小さな穴が空くのを感じる。
この国では、数年前に首都のとあるレストランでテロが起きている。
国民が断食をするその日を狙った襲撃テロだ。レストランの中には外国人しか居なかった。
20名以上が犠牲になった。
中には支援するために来国していた、日本人7名も含まれている。
そのテロを起こした指導者は日本国籍だった。
人を救うために生まれた宗教は、人を殺す理由に用いられている。今現在もだ。
“遠い異国の話し…”
僕はどこで線引きをして考えないようにすればいいのだろうか
少なくとも演劇の力を借りられる内は、光の届かない暗闇に灯りを燈していきたい。
【キャスト】
日和佐美香
佐藤梟
松本麻実
[特別出演]
小林由尚 加藤亮介
染野弘考 伊東千陽路
【スタッフ】
脚本・演出・監督 申大樹 / 美術・衣裳 野村直子 / 照明 染野弘考 / 音響 小林由尚 / 劇中歌作曲 加藤一博(minimumanti) / 舞台監督 加藤亮介 /衣裳製作 前田和美 / 映像ディレクター・編集 オクトウミユ(コラボニクス)/撮影 Gecho(コラボニクス)/ 撮影会場 gallery shell 102 / 制作 傳田圭菜 松岡美香 /企画・製作 深海洋燈
【協力】
鈴木知子(gallery shell 102)/清水修平/松本木工(株)/株式会社 馬場
【上演時間(目安)】
約1時間30分
【アーカイブ視聴期限】
12/29 14:00
【チケット販売終了日時】
12/29 12:00
【問合せ先メールアドレス】
shinkailamp@gmail.com
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