では、いよいよ受賞作品の発表です。
栄えある第2回目の観劇三昧手のひらフェスティバル2018、カンフェス大賞を受賞しましたのは、総合ポイント187700ptを獲得したこちらの作品です。
総合ポイント(投票+応援)
投票ポイント:94000pt
応援ポイント:93700pt
あらすじ
力に劣ることは恥でなし。戦って敗れることも恥でなし。
大切なのは、どう生きるか。
1614年、冬。徳川家康は、大軍を率いて駿府城を出発。目指すは、大坂。
豊臣家を滅ぼし、完全なる天下統一を成し遂げる為に。
一方、豊臣家の実権を握る秀吉の側室・淀殿は、全国各地から味方になる牢人達を募る。
その中に、真田信繁(幸村)ら五人衆がいた。
徳川軍の勝利が確実視される中、信繁を中心とする牢人軍団は、豊臣家への忠義を胸に一致団結。
わずかな望みを賭けて、一世一代の大勝負に出る。狙うは、家康の首一つのみ!
真田信繁がその名を世に轟かせた「大坂冬の陣」幕開けから、「夏の陣」終焉までの物語。
なぜ、彼は「幸村」と呼ばれるようになったのか。
観劇三昧の沢山の観客の皆様に、作品をご覧頂き、票を投じて頂いたこと、心より感謝いたします。
カンフェス大賞、エンタメ大賞、感動賞3位、大変栄誉ある賞であり、エンターテインメントを目標に、お客様の心に残せる作品作りを目指している私たちにとって、大変嬉しい受賞の報告でした。
私たちが取り組んできた作品は、日本の歴史の一瞬を駆け抜けた人々の物語です。その人生の一瞬を、いかにドラマとし、エンターテイメントとしてお届けできるかを考え、一作品一作品を作り続けてきました。
これからも、一層の努力を積み重ねて参ります。
今後とも応援のほど、何卒お願い申し上げます。
BSP
各部門ランキングは投票ポイントで順位づけしています。
芸術ポイント
あらすじ
”囚人達は残された時間をどう生きるのか”
街の中心部からさほど遠くない場所にある、拘置所の一角。
囚人達は、心のケアとしてのグループセラピー、および集団処遇再開のモデルケースも兼ね、来週視察に訪れる法務大臣の前で『オズの魔法使い』を上演することになっていた。
そんな折、彼らの担当として新人刑務官「伊那村」が着任したのだが・・・
これは演劇を生業とする身にとって何にも代えがたいほど喜ばしく、そして何とも重みのあるタイトルだと感じています。
今回受賞した『スープ』は、昨年十周年を迎えた私たち「THE 黒帯」が唯一再演を行なった演目であり、団体としても一つのエポックメイキングとなった作品です。
制作過程においてはむしろ、感動・エンタメ・笑えるといったキーワードの方を思い描くことの方が断然多く、芸術的なものを作ろうといった狙いや気負いはありませんでしたが、「夢」の世界を自分たちなりに表現するためにかなり腐心しました。
一歩間違えると単なる実験・前衛的なものになりそうな空間演出を、あくまで、芯のある骨太な物語を紡ぐために必要な表現として高いレベルで結実させるべく、キャスト・スタッフ一丸となって公演終了まで挑戦し続けました。
その結果、お客様には「きわめて演劇的」「舞台ならでは」という感想をいつもよりも多くいただきましたが、それらが総じて「芸術的」という意味だったのであれば、これはまさに望外の幸せです。
自分たちでそう評するには面映い、しかしある種の憧憬は心の隅に確かに在った…。そんな「芸術」という言葉と、これからは素直に、そしてもっと真摯に向き合って創作活動に励んで参ります。
…とまあこんな感じで、うっかり取ったビッグタイトルにビビって、肩に力が入り過ぎていますが、しばらくはこの喜びに浸らせてください。
THE 黒帯としての今後の活動は未定ですが、マイペースに職人気質の創作を企んで参ります。それまでは、観劇三昧さまにて視聴可能な過去作品が、昨年度ゴールド賞の『TRUCE』を筆頭にトータルで4作配信中ですので、今回の『スープ』で気に入っていただけましたらぜひご覧くださいませ。さらにディープにTHE 黒帯を掘り下げたい方は、公式サイト http://kurowobi.com へお越しを!(宣伝ご容赦)
最後になりますが(何度でも言いますが)、投票・応援くださった皆さま本当にありがとうございます。皆さまの暖かいご支援あってこその受賞であると強く感じます。そしてこの場を設けてくださった観劇三昧さま、ご協賛くださった企業の皆さま、共に盛り上げてくださった参加団体の皆さまにも深く感謝の意を表します。
来年もまた、さらなる盛り上がりで『カンフェス』が開催される事を切に願います
THE 黒帯 脚本・演出担当 榎原伊知良
各部門ランキングは投票ポイントで順位づけしています。
感動ポイント
あらすじ
これは“人”の物語
人は人を救う
人は人を殺す
人は人に絶望し
人は人に希望を託す
人は人を治める為に神となり
人は人の為に神に挑む
これは“人々”の物語
すべての人は人の為に立ち上がる
カンフェス総合部門第2位・感動部門受賞、ありがとうございます!やりました!やったー!!うれしいです!!
さて!
壱劇屋がエントリーしておりました「荒人神」、この作品は劇中にセリフがございません!
殺陣で作品構成をしております。ですので、獲れるとしたらエンタメ部門かな?と思っていました。が、まさか感動部門で受賞できるとは!
なお嬉しく思います。
普段から、セリフはなくても気持ちは伝わると思いながら作品を作っています。セリフ喋ったらいいやん、というご意見も頂きます。ごもっともだなぁとも思うんですが。私自身が普段の生活で、感情を言葉で伝えることをそれほどしない所為なのか、一挙手一投足で何かを伝える方が自分には合っているのだろうなと考えてやってきました。
そして、殺陣というものの性質上。感情が昂ぶらなければ誰も殴りはしないし、殺そうともしません。感情最優先で作り、この方法で表現するのが一番いいなと思いました。
荒人神という作品は、【五彩の神楽】という五ヶ月連続で新作を上演する企画の最終話です。当時は準備期間も含め、半年間のすべてを作品創りに注いでおりました。人生が約80年くらいとしたら、半年間は160分の1。私の人生の160分の1を注ぎ込んだ五作品でした。
作品に込めた内容は、今までの人生30年間で感じてきたこと。生きている中で辛いことや理不尽なことは必ずあって、それは自分でどうにも出来ないことだと思ってます。その代わり、生きていく中で助けてくれる人も必ずいると思っています。その中でも、命をかけてでも助けてくれるような人が、一人はいるんじゃないかなと。親か、兄弟か、結婚相手か、子供か、友達か、ライバルか。絶対いると思うんです。残念ながらその証明はできないですが、そう思っています。その考えを演劇にしたかったんです。
人間の業とか、心の闇はよくわかりません!
頑張る人を見て、駄目な人を見て、悲しい人を見て、それでも生きる人を見て。それを演じる役者達を見て。皆さんの心にほんの少しでも勇気がわけばいいなと思っております。
私の160分の1を詰め込んだ作品たちが、動画を通じて全国のあらゆる人たちに観てもらえる。作品は90分にも満たないですが。
一人の人間の半年間をぎゅぎゅっと詰めた90分ですので!
皆様是非観てください!!
そして、皆さんの人生の中の90分間が、素敵なものになれば幸いです。
劇団壱劇屋「荒人神」
作・演出・殺陣:竹村晋太朗(劇団壱劇屋)
各部門ランキングは投票ポイントで順位づけしています。
エンタメポイント
あらすじ
力に劣ることは恥でなし。戦って敗れることも恥でなし。
大切なのは、どう生きるか。
1614年、冬。徳川家康は、大軍を率いて駿府城を出発。目指すは、大坂。
豊臣家を滅ぼし、完全なる天下統一を成し遂げる為に。
一方、豊臣家の実権を握る秀吉の側室・淀殿は、全国各地から味方になる牢人達を募る。
その中に、真田信繁(幸村)ら五人衆がいた。
徳川軍の勝利が確実視される中、信繁を中心とする牢人軍団は、豊臣家への忠義を胸に一致団結。
わずかな望みを賭けて、一世一代の大勝負に出る。狙うは、家康の首一つのみ!
真田信繁がその名を世に轟かせた「大坂冬の陣」幕開けから、「夏の陣」終焉までの物語。
なぜ、彼は「幸村」と呼ばれるようになったのか。
観劇三昧の沢山の観客の皆様に、作品をご覧頂き、票を投じて頂いたこと、心より感謝いたします。
カンフェス大賞、エンタメ大賞、感動賞3位、大変栄誉ある賞であり、エンターテインメントを目標に、お客様の心に残せる作品作りを目指している私たちにとって、大変嬉しい受賞の報告でした。
私たちが取り組んできた作品は、日本の歴史の一瞬を駆け抜けた人々の物語です。その人生の一瞬を、いかにドラマとし、エンターテイメントとしてお届けできるかを考え、一作品一作品を作り続けてきました。
これからも、一層の努力を積み重ねて参ります。
今後とも応援のほど、何卒お願い申し上げます。
BSP
各部門ランキングは投票ポイントで順位づけしています。
観劇ビギナーポイント
あらすじ
淡路島にある小さな工場で働く純粋な人々の物語。彼等、彼女等が生み出す甘美な絵空事が全てを巻き込み錯綜する。
「2000万?あのおっさんがそんな持ってるはずないやろ」
「脱税して貯めてたみたいなんです」
「…ほんで?」
「だから、盗られても警察に言えないんです」
2016年。independent:1stで行われた演劇トーナメント「30GP」にて優勝&準優勝したオパンポン創造社×池シタアツ子の美カモト響の御褒美公演。
両団体の作演出である野村有志が11年前に発表したオパンポン創造社初期の代表作である「さようなら」をリバイバル上演。
応援して下さった皆様のおかげで観劇ビギナー大賞を受賞出来ました。まずは応援下さった皆様へ心からの感謝を申し上げます。
そして貴重なこの機会に鮮度命なお話を。
観劇ビギナー大賞受賞作「さようなら」を2018年4月19日(木)~22日(日)、花まる学習会王子小劇場にて上演致します。
19日の初日以外はまだまだお席御座います。いつかの貴方の物語です。そしてこの賞が示す通りどなたでも楽しめる作品となってます。是非、劇場へお越し下さい!
※このコメントは観劇三昧さんがある限り残ると思われます。なのに公演が終演する2018年4月22日以降はこの受賞コメントは鮮度を失います。数年後、ネットサーフィンした方がこのコメントに辿り着いたらどう思うでしょう。
「この公演、反響はどうだったんだろう?」
と新たにオパンポン創造社を、そしてこの作品を知って下さる機会になれば幸いです。
「この公演、面白かったなぁ」と思い出して下されば本望です。
「オパンポン創造社、今じゃもうチケット取れないや」
が理想です。
でもだからこそまずは目の前の公演に全力で。
オパンポン創造社「さようなら」
日時:2018年4月19日(木)~22日(日)
会場:花まる学習会王子小劇場
映像では伝えきれなく、なのに舞台の醍醐味でもある「空気」を足してお届け致します。
オパンポン創造社 野村有志
追伸・小早川賞受賞コメントはオパンポン創造社公式マスコット・オパン犬ンが書いてます。そちらも宜しければ是非。
各部門ランキングは投票ポイントで順位づけしています。
笑えるポイント
あらすじ
超遅筆な脚本家率いる若手劇団「第六十三小隊」は、勝負をかけた公演を二週間後に控えながら、台本が1ページも無いという危機に瀕していた。
ある日、稽古場にて偶然タイムマシンを発見した劇団員達は起死回生の策を思いつく。
それは「稽古最終日まで行って、完成したあとの台本を取ってくる」というものだった…!
アガリスクエンターテイメント主宰の冨坂です。
この度は、カンプリ×観劇三昧“手のひらフェスティバル2018”『カンフェス演劇関ヶ原』におきまして、笑える賞1位、総合5位を受賞することが出来たこと、大変嬉しく思っております。ご視聴、応援、誠にありがとうございました。
沢山の方が『時をかける稽古場2.0』という作品をご覧頂き、「笑える」と思って投票してくださったことがとても嬉しいです。僕らは普段から「コメディ」「コメディ劇団」と明言していこう、と決めて活動しているので、その分「この賞取れなかったらどうしよう…」というプレッシャーもありました。なので正直ホッとしてます。
また、受賞だけでなく、この機会に沢山の方に初めて(または改めて)この作品を見て頂けた、ということ自体が喜びです。僕らは舞台でコメディをやっていて、生で目の前でお客さんの笑い声も含めた作品を作るのが一番楽しいと思っています。ですが、僕自身が演劇のコメディに一番憧れ、一番勉強し、一番嫉妬したのは、『君となら』や『笑の大学』、『サマータイムマシン・ブルース』などの傑作を映像で見た時でした。なので、映像配信によって面白い舞台をどこでも見られるようにする、いつでも見られるようにする、というのは大賛成です。我々劇団や今の観客だけでなく、未来の観客にとっても素敵な行為だと思います。そして、もし自分達の舞台の映像作品が、いつかの誰かにとってのそんな作品達になれていたら…と願わずにいられません。
という感じで映像配信推進派でありながら、いきなり矛盾したようなこと言いますけど。もし今回を機にアガリスク作品を映像でご覧になったお客様は、ぜひ劇場にお越しください。
↑みたいなことを思った上で、なお断言します。コメディは生で見るのが一番面白いです。一緒に空気を、劇場を震わせましょう。ご来場、心よりお待ちしております。
この度は誠にありがとうございました。
アガリスクエンターテイメント主宰・脚本・演出
冨坂友
勝利:西軍
敗北:東軍
総合ポイント(投票+応援)
投票ポイント:48000pt
応援ポイント:15000pt
あらすじ
淡路島にある小さな工場で働く純粋な人々の物語。彼等、彼女等が生み出す甘美な絵空事が全てを巻き込み錯綜する。
「2000万?あのおっさんがそんな持ってるはずないやろ」
「脱税して貯めてたみたいなんです」
「…ほんで?」
「だから、盗られても警察に言えないんです」
2016年。independent:1stで行われた演劇トーナメント「30GP」にて優勝&準優勝したオパンポン創造社×池シタアツ子の美カモト響の御褒美公演。
両団体の作演出である野村有志が11年前に発表したオパンポン創造社初期の代表作である「さようなら」をリバイバル上演。
犬ん!小早川賞受賞ワン。
犬んを知らない人は犬んも語尾も気になると思うワンけど、こちらは気にしないぬんで進めるワン。
犬んは、オパンポン創造社の公式マスコット「オパン犬ン(オパンケン)」ワン。
このカンフェス演劇関ヶ原期間中にオパンポン創造社の主宰の野村の気まぐれで誕生したマスコットワン。
だから、いつまで犬んがマスコットとして存在するか分からないぬんけど、観劇ビギナー大賞のコメントは野村が書いたワンからこちらは犬んが担当するワン。
だって実在の小早川は関ヶ原で裏切った後、2、3年で狂って死んだんじゃなかったワンか?だから、野村も受賞コメント書いたらそんな気がして怖くなったワンね。
だから要は犬んの身代わり代筆ワン。
でも、あまりこの賞に関して書くことないぬんね。
寝返っただけワンからね。
しかも本来は、演劇、特に小劇場は一致団結せねばいけない文化ワンよ。裏切った犬んが言っても説得力ないぬんけど、一致団結せねば演劇は、いや小劇場は文化として確実に近い将来死ぬワン。
小劇場の敵は、他劇団ではないぬん。
演劇外の異文化ワン。
生き残るには一致団結して異文化と張り合うか、共存するかのどちらかワン。
娯楽は多様化し、その殆どが無料や僅かな料金で、しかも自宅で手軽に済ませれる時代ワン。
今時代は「手軽さ」重視ワン。
劇場に足を運ばなければならない演劇に手軽さはあるワンか?ないぬんよ。中国の卓球のようなスピードで返答出来る質問ワンね、タンタンッ、ないぬんよ。
じゃあどうすべきか、そこで登場したのが観劇三昧わん。
手軽にスマフォで観れる演劇サイト。
今なら月額1,045円(税込み)で約千作品を見放題。
どうワンか?犬らしく観劇三昧に擦り寄ったワンよ。
でも、犬んは小早川賞受賞犬ワン。
擦り寄るには理由があるワン。
★オパンポン創造社「さようなら」
日時:2018年4月19日(木)~22日(日)
会場:花まる学習会王子小劇場
観劇ビギナー大賞も受賞したこの作品を4月19日より東京王子で上演するワン。
大阪を拠点に活動してるオパンポン創造社の東京公演ワン。どうワン?小早川賞受賞した団体らしく寝返り公演と言っても過言じゃないぬんね。
ちなみに「観劇三昧イチ押し公演」ワン!
急いで訂正、タンタンッ、違うワン、イチ押しではないぬん。でもさっき擦り寄ったからこのぐらいの嘘は許してくれるワンよ。
そして「観劇ビギナー大賞」受賞作という事は、誰でも楽しめる作品ワンから安心して観に来るといいワンし、小早川賞受賞しただけあって「裏切り」が肝のお話でもあるワンよ。
自宅ではなく、劇場でしか味わえない手軽さに勝るとも劣らない娯楽をお届けするワン。
オパンポン創造社 オパン犬ン