振付家・矢内原美邦を中心に、映像作家・高橋啓祐、音楽家・SKANK/スカンクなど様々な分野で活動するアーティストが集まり舞台作品を創作・発表するダンスカンパニー。舞台のみならず、美術館・野外でのパフォーマンスのほか、off-Nibrollとして映像作品を発表するなど身体表現の可能性を追求している。1997年結成以降、国内に留まらずアメリカ・欧米・アジアに進出。数多くの国際的なフェスティバルへ参加、ニューヨークのThe Kitchenに招聘され単独公演を行なう。2012年に制作した『see/saw』では、YCC ヨコハマ創造都市センターでの約1ヶ月間におよぶロングラン公演を経て、国内外5都市、2015年『リアルリアリティ』では国内外8都市で上演。2016年には瀬戸内国際芸術祭2016「犬島パフォーミングアーツプログラム」に参加し、『世界は縮んでしまってある事実だけが残る』を発表。2017年8月にはKAAT神奈川芸術劇場との協働によって『イマジネーション・レコード』を制作・発表する。
2009年「日本ダンスフォーラム大賞」受賞
2004年「森美術館MAMコンテポラリーアート賞」受賞
2002年「ランコントル・コレオグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ(旧バニョレ国際振付賞)ナショナル協議員賞」受賞
2000年「東京千年文化芸術祭」入選作品
振付:矢内原美邦
出演: 小山衣美/絹川明奈/福島彩子/山下彩子/[アンサンブル出演]絹川友梨/金子愛帆/望月美里/高橋和誠/クリタマキ/富松悠/前川はるな/門田寛生/武田祐美子/大庭りり子/木下毅人/柴山美保/佐々木至/中野太超
振付:矢内原美邦
出演:カスヤマリコ/橋本規靖/鈴木拓朗/福島彩子/菊沢将憲
振付:矢内原美邦
出演:木村美那子/黒田杏菜/たかぎまゆ/高橋幸平/竹田靖/原田悠/福島彩子/藤原治/ミウミウ/矢内原美邦/陽茂弥
振付:矢内原美邦
出演:足立智充/木村美那子/佐川智香/たかぎまゆ/原田悠/藤瀬のり子/矢内原美邦/山本圭祐/陽茂弥
ダンサー、振付家、演出家、劇作家。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻 准教授。1997年ダンスカンパニー Nibrollを、2005年に演劇カンパニー ミクニヤナイハラプロジェクトを結成、両カンパニーの主宰を務める。ダンス・演劇の両分野において高い評価を獲得し、海外公演を多数実施。国内外のアーティストとのコラボレーションを積極的に行うほか、2015年文化庁文化交流使に任命され東南アジア6カ国をリサーチするなど、近年はアジアでの活動を拡大している。
映像作家。 美術館、ギャラリー、劇場、パブリックスペースなど多様な区間で作品を発表。映像 インスタレーションとともにパフォーマンスも展開し、身体と映像の関係性を追求している。イタリアや台湾のギャラリーや、せんだいメディアテークや大原美術館、BankArt1929等にて個展を開催。上海ビエンナーレなど国際展への参加をはじめ国内外での制作、発表をおこなっている。また「ニブロール」では設立時より映像ディレクターを務める一方、振付家・矢内原美邦とのユニット「off-Nibroll」としても東京、横浜を拠点に国内外で活動している。
音楽家。個人では演奏形態を定めず都内を中心に多くのミュージシャンや他ジャンルのアーティストと積極的にセッションしている。またダンスや演劇への楽曲の提供、演奏、コラボレ ーションを国内外で数多く行っている。近年では”指輪ホテル”への出演、映画音楽、2015年には初個展を開催するなど活動の幅を広げている。
ダンサー、振付家でもある矢内原美邦が、2005年に「演劇作品」を制作することを目的に立ち上げたソロプロジェクト。圧倒的な情報量と運動量で知られる舞台では、劇画的にデフォルメされたキャラクターが、言葉と体をダンスするかのごとく高速回転させ、ドライブ感に溢れた魅力が生まれる。2005年吉祥寺シアターこけら落とし公演として第1作目『3年2組』発表、2008年に同作で愛知県芸術劇場演劇フェスティバルへ参加。2010年に第5作目『前向き!タイモン』がシェクスピア・コンペ にて優秀賞受賞、2012年に第56回岸田國士戯曲賞を受賞。2015年に『シーザーの戦略的な孤独』をタイ・バンコクで現地の俳優とともにリクリエーションし、Bangkok Theatre Festival 2015(バンコク/タイ)に参加。2016年には、フェスティバル/トーキョー14で上演した『桜の園』で烏鎮演劇祭(中国)に参加し、その年の芸術祭評価委員による最高得点を獲得した。
2012年 『前向き!タイモン』第56回岸田國士戯曲賞