12月
 
 

生きる 12・30記

先日、祖母が亡くなりました。葬儀も、もう済ませました。

行年95歳でした。

 

・・・といっても、別に悲しい一辺倒という訳でもなくて。

祖母の出身地、僕の母方の田舎は瀬戸内の小さな島で(佐柳島といいます。民俗学で結構有名

なところなので興味ある方は調べてみると面白いかも)とても信心深い土地なので、人間死んだら

おしまい・・・みたいな感覚もあんまり無いし、死に対する恐怖感とか嫌悪感も比較的薄くて、

死と言うのは存在してる場所というか次元というか時間というか・・・が変わること、みたいな感覚が

ちょっとあるんですが、そのせいかきちんと生きた人が天寿を全うして亡くなるのは「おめでとう」

までは云わないですが「立派なこと」なんですよね。

 

祖母も夫(つまり僕の祖父)の17回忌も自分の父親(つまり僕の曽祖父)の33回忌も去年までに

済ませたし、今年に入って体に悪いところも出てきたし・・・で、死ぬには丁度いい頃だと思ったみ

たいで死を迎える場所として病院に移ったんですが、場所が場所だけにどうしても治療(と、いうか

延命措置)を施されてしまうのですね。流石に本人の意志を汲んで人工呼吸器とかまでは使いま

せんでしたが、最低限の措置として点滴とか酸素吸入とか・・・。

しかし95歳まで元気だったくらいなので元来丈夫なため、それだけの措置でお医者さんの予想を

遥かに上回るくらい体力が持ってしまい、「今週が峠です」と言われてから結局2ヶ月間病院で

生活してました。

 

決してわがままな人ではなかったので「しようのないことじゃなぁ」くらいに思っているとは思います

が、死は誰もが何としてでも回避したがっているのだという思い込みや、死を迎えようとしている人

は生きることを諦めた人であるという思い込みは、実は正しくないことがある・・・ということは

お医者さんにもっと早く解ってもらえていたら良かったのになぁ、と思いました。

 

まあ、解ってもらっても立場上受け入れにくいかw

 

 
 
 

言い訳告白 12・26記

劇創ト社の「ラジオスターの悲劇 2ND session」の編集がやっと終わりました。

「SAIKA!」に続いて納品予定ぶっちぎり・・・ご予約下さった皆様、申し訳ありません。

イブ〜X'masにかけて久しぶりに粘りまくって編集したおしてしまいました。

しかも仕事部屋で城田さんと二人っきりw

実は撮影条件がいつもよりキビシめだったんですが、時間を掛けただけあって

それを全然感じさせないくらいの出来になったのではないかと・・・

ご予約下さった皆様、ご期待下さい・・・って、駄目ですよね?・・・ゴメンナサイ。

以後、気をつけます。

 

そういえば今までにも完成までに物凄く時間が掛かってしまったVTRというのが

何本かありまして。

特に個人的に印象深いのは劇団Ugly ducklingのOMS版「さポろぺ」でしょうか。

違う回の素材を混ぜて編集するというのは時々やる手法で、実はそんなに珍しい事では無いんで

すが、このVTRはその混じりっぷりが半端じゃありませんでした。

だって客席が劇場の中央にあって舞台はその周りをぐるっと囲む通路の様な形で、

役者さんの登場口も当然4つあって、しかもクライマックスでは舞台装置が・・・

おっと、これはネタばれになるので秘密か・・・という状況でカメラマン、僕一人なんですものw 

一回で完全に収録するのは僕の腕では絶対無理w

・・・なので、早々に撮影で何とかするのは諦めて、複数の回を色々なアングルで撮影して編集す

ることに。

千秋楽直後に座長で作演の池田さんに物凄く不安そうに聞かれました。

「ちゃんと撮れましたか?」

全然自信無かったので、キッパリと、

「あ、多分、ええ、アハハ・・・」

とか、答えました。池田さんの不安げな表情が見事な諦めの表情に変わりました。

 

帰ってから確認したらクライマックスの余りの大音響で無人の据え置きカメラの電源が外れて途中

で止まっていたことは未だに伝えてませんw

泣きながら編集して、クライマックスでは合成まで使いました。

 

・・・でも、もう時効ですですよね、池田さん?

 

 
 
 

多分意地が悪い 12・22記

突然ですが僕は大学時代に映画研究部というサークルに入ってまして。

インドアなイメージバリバリのサークルですが大学間での交流とか結構盛んでその頃に知り

合った人物にWI'REのサカイヒロトとスクエアの北村守がいます。

何かこの二人が近々変な芝居(?)を芸術創造館でやるみたいです。詳しくはコチラまで・・・。

 

・・・で、思い出したのですが大昔にこの二人と一緒に自主映画を作ったことがありまして。

その撮影中に撮影機材を台車に乗せて植え込みの斜面に置いていたんですが、キチンと固定

していなかったので台車ごと転がり始めちゃったんですよね。

僕がまさに走り出そうとする台車を見つけた訳ですが、僕のところからでは絶対に間に合わ

いのが明らかだったので大声出したんですよ。

 

「カット!!カっっっっっっーット!!!」

 

・・・まあ、それもどうかと思うんですが、台車の直ぐ傍にいたサカイの反応はとても速かったで

す。光の速さでコチラを振り返ったかと思うと満面の笑みを浮かべてこう云いました。

 

「そんなことしても止まらないと思いますよ」

 

・・・親切に有難う。でもそんなツッコミが欲しかったわけじゃないんだって云う事は

君だって判っているだろう

 

そんなサカイの主宰するWI'REのお芝居(?)が気になる方は芸術創造館へGO!・・・です。

 

 
 
 

トラブルタウン在住 12・18記

何か最近トラブル続きで大変です。

 

HDDがおかしくなってまたデータが消えました。幸い一晩で修復できましたが・・・

その夜にはゲーセンに侵入を試みた輩がいてセコムから通報があって呼び出されました。

幸い何も盗られてませんでしたが・・・

今日は今日でJungle 2ndにギャラの受け取りに行ったら道に迷いました。

幸い電話で相内さんに教えてもらって無事にたどり着けましたが・・・

その直後、今度は應典院で収録中にカメラが1台ぶっ壊れて電源が入らなくなりました。

幸い千秋楽じゃなかったので明日リテイクなんですが・・・

 

・・・何なんだ!!

まあ、ちょっと忙し過ぎて細かいところに目が届かなくなってるのが、一斉に表面化してるだけ

のような気がしますが(除・ゲーセンw)

どっかでこの流れは断ち切らないといかんなぁ・・・

 

 
 
 

一人芝居'04 12・4記

また事後報告で申し訳無いのですが

年末のジャングル・インディペンデントシアター恒例の一人芝居10本立て企画

「インディペンデント'04」が先週末にありました。

僕は去年から全編の撮影を担当させてもらってるんですが、それ以前から

一部の出演ユニットの撮影でお邪魔して拝見させてもらったこともあったりで

今年も楽しみにしてました。

実はギリギリまで撮影依頼が無かったので今年はお呼びじゃないのか・・・とか、

少し心配したんですが、そんなこと無かったようですw。

 

いやぁ、年々面白くなってるんですよ、この企画。

(あ、別に昔のがつまらないという訳ではありませんよ、念の為。)

ジャングル自体の知名度が上がってきたせいか、作家や出演者の幅が広くなってきてる感じで

プロデューサーの相内さんのユニットの組み方も段々、野心的になって来てる気がします。

 

売込隊ビーム横山拓生さん(作・演出)と隕石少年トースターの関敬さん(出演・演出)の

新・旧シチェエーションコメディのコンビとか流石、手馴れた感じで楽しめたし、

普段はちょっと抽象的でアーティスティックな芝居が多い満月動物園の戒田竜治さん(作・演出)

と山本麻貴さん(出演)の正面切った一人芝居の完成度の高さは特筆モノでした。

(あまりにも出来が良かったので戒田さんは皆に「次からずっとこの路線でやったら良いのに」

とか言われまくって苦笑いしてましたw)

個人的にはPhyco6の井田貴仁さんの妙にイヤらしいコントとか、ントログリセリンの樺島勝俊

さん(作・演出)とレトルト内閣の川内信弥さん(出演)のウ○コの話とかも好きでしたがw

 

・・・そういえば、井田さんは打ち上げで「女性出演者に嫌われまくったぁ〜」とか

何とか言って落ち込んでたなぁ。・・・やる前に気付けよ、って思いましたがw

 

 
 
 

知識 12・2記

以前、映像関係に使うと普段と意味が違って来る言葉として「素材」というのを紹介しましたが、

その他にも結構そういう言葉がありまして、ええ。

 

今回は「フォロー」と言う単語のことを少々・・・

 

これは主に撮影の時にカメラマンが使う言葉です。

使い方としては「そこで役者さんをフォローする」・・・とか、「スポットをフォローする」・・・とか

 

・・・パッと聞いて「何でカメラマンがそんなことするの?」とか思った人は正しい言語感覚の

持ち主ですw 普通に考えると「役者さんが失敗したからどうにかしてカバーする」とか

「照明が外れちゃったんでアングルで誤魔化す」とか云う意味だと思うと思うんですよ。

でも、撮影に関して云えば違うんですね、これが。

 

「カメラで追いかける」

 

・・・という非常にシンプルな意味なんです。

画面の真ん中に役者さんやスポットが来るようにカメラを動かす、と云うそれだけの意味です。

「手助けする」のフォローじゃなくて「付いて行く」のフォローと言う訳ですね。

 

たま〜に現場で「あそこの○○さんの動きは僕がフォローします」・・・とか云ってると、

その役者さんがムッとしてたりする事が有ったりしますが、出来ませんからそんなことw

出来たらもっと色々な現場に呼んでもらえること請け合いなので出来たいのは

山々なんですが、出来ませんから。

 

あ、でも修行してみようかしら?

・・・スプーン曲げとかでw

 

 
 
 
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