アマヤドリ

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作品一覧

MONKEY CHOP BRUCKNER!!

小田ユキヒト、星野カズユキ、仁村ヒトミの三人は都内で一軒家を借りてルームシェアをしている。 星野はある日、長期監禁から逃亡してきたという女、三谷クミコとコンビニで遭遇。たまたまそれを保護する。 星野から彼女を警察に連れて行くよう頼まれた小田は、ふとしたきっかけから自分自身で三谷クミコを守りぬくことを決意してしまう。そうして始まった奇妙な4人暮らしは段々と歪みを見せはじめ……。 崩壊していく共同生活と「監禁の連鎖」を巡る濃厚な密室劇。狂っていく隣人を誰も止められない現代の恐怖をじっくりとあぶり出します。

出演者チョウソンハ/中村早香/橋本仁/笠井里美/松下仁/根岸絵美/齋藤陽介/コロ(柿喰う客)/佐藤みゆき(こゆび侍)/小菅紘史(第七劇場)/永島敬三

ロクな死にかた

物語は重い病に犯された恋人を看病する男、一平の独白から始まる。彼は恋人に請われるまま、日々さまざまな物語を恋人に語って聞かせているのだ。 水野チサトは彼女の元恋人である、毬井(マリイ)の死をどうしても受け入れられずにいた。事実としては理解できていても感情の部分でどうしても納得がいかなかったのだ。そんな彼女が毬井の「生存」にこだわるひとつの根拠は、彼が生前書いていたブログが死後も更新され続けているという事実だった。チサトは務めていた飲食店・店長の職を辞し、失意の日々を送ることとなる。 チサトの姉である水野ハルカは、そんな妹とどう向き合えばいいのかに困り果て、助けを求めるように自身の職場の友人、生方(ウブカタ)を家に招待し、妹と話をさせてみることにした。はじめのうち激しく生方を拒絶していたチサトだったが、生方の落ち着いた人柄に触れるうちに徐々に心を開いていく。彼女もまた話相手を必要としていたのだ。 生方は毬井のブログを現在も更新し続けている「なりすまし」の犯人を特定することを決意し、姉・ハルカの許可を得て独自に調査を始めることにした。 物語はもう一方の側からも同時に展開する。つまり、その「なりすまし」の「犯人」武田の側からである。武田は結婚願望の強い恋人や、気のいい後輩に囲まれて安定した日々を過ごしていたのだが、そこへ毬井の死の知らせが入ってくる。毬井の意志を継ぐためか、武田は毬井が生前残した「手記」をブログにアップし続ける。やがて、必然として武田と生方は出会うことになるのだが……。

出演者中村早香/笠井里美/根岸絵美/松下仁/糸山和則/渡邉圭介/田中美甫/西川康太郎(ゲキバカ)/伊藤今人(ゲキバカ)/小角まや/寺田ゆい/澤田慎司/大竹沙絵子/高倉大輔(emeЯpus)/海田眞佑/(劇団ウミダ)/伊比井香織(ConRary、)/片山敦郎/倉田大輔

うれしい悲鳴

舞台は近未来の日本。そこでは「アンカ」と呼ばれるデタラメな方法で政治が決定され、デタラメな法令を強行するための暴力組織、「泳ぐ魚」が権力を握っていた。 組織のメンバーの一人、痛覚のない男・マキノは、ある日、「強制お引っ越し」を執行している最中に「なんでも過敏症」の女・ミミと運命的な出会いを果たす。 恋に落ちた二人は互いの「感度」に惹かれあうように急速に仲を深めていったが、そんな折、一つの不吉なアンカが決定されて徐々に歯車は狂い出していく……。 政治や国家という社会組織の枠組みを問い直しながら、そこに生きる個人のちっぽけな恋の狂気を痛切に描き切った衝撃作! ひょっとこ乱舞の終着地点にして、自他ともに認める劇団最高傑作です。

出演者中村早香/笠井里美/松下仁/根岸絵美/渡邉圭介/糸山和則/田中美甫/広田淳一/稲垣干城/伊藤今人(ゲキバカ)/西川康太郎(ゲキバカ)/倉田大輔/荒井志郎(青☆組)/永島敬三/小角まや/熊谷有芳/榊菜津美/杉亜由子/鈴木由里/山森信太郎(髭亀鶴)/荒木昌代/片山敦郎/ひょい/太田旭紀

太陽とサヨナラ

大勢の人が暮らし、綺麗な風の吹くとても豊かな町がありました。 だけどある日、目覚めてみると町は一面の砂に覆われた世界へと変わっていました。 人々は家を失い、親をなくし子をなくし、まだ使えそうな建物を見繕ってそこに暮らすことになりました。人々は降ってくる砂について何もわからず、何もできず、ただ埋まっていく町を眺め一日一日をやり過ごすしかなかったのです。 そんな町に住む一人の少女(テル)は、父親を亡くし、父の友人であるクシナダとタイオンと一緒に、いつも一人で本を読み、日記を書いて暮らしていました。 そんな中また砂が降ってきます。 テルは砂嵐の中、丘へと向かい、そこでとてつもない光とともに出現した謎の生命体(シャイ)と出会ったのです。シャイが何かを探していることを察したテルは、自分にも探しものがある事を告げ、そうしてお互いの探しものを探す約束をしたのでした。 シャイは何者なのか、二人の探しものとは何なのか。 人と人が出会って、何かを望み、あるいは諦め、変身していく家族の物語。 成長するための出会いと別離を描く、アマヤドリ版「かぐや姫」身体と言葉の冒険劇!

出演者笠井里美/松下仁/小角まや/稲垣干城/田中美甫/糸山和則/榊菜津美(以上、アマヤドリ)/沼田星麻/毛利悟巳/一色洋平/伊藤今人(ゲキバカ/梅棒)

ぬれぎぬ

「人は、それぞれのマジックミラー号にのって。」 舞台は「自由」が大いに拡大され、刑務所までもが半民営化されたリバタリアンの行政特区。 日本でありながら今の日本とはちょっと違う、そんな場所。 派遣労働のソーシャル・ワーカーとして、受刑者たちに「心からの反省」を促すべく活動を続ける「夫妻」(向井と有島)を軸に、被害者の親族や受刑者の犯した罪とその内面を巡って物語は進む。 「妻」・有島が担当するストーカー殺人を犯した男(門田)は、なかなか有島の望むような形での反省/更生へは向かってくれず、強すぎる糾弾の言葉がかえって門田の心を頑なにしてしまう。一方、向井はどこまでも軽妙に話す安楽死殺人犯の中年女(占部)に手こずっていた。「夫妻」を始めとする人材派遣会社「ニンゲン」の職員たちと、自らの罪に向き合うことを拒絶するかのような言動を繰り返す受刑者たちとの間にはいつも小さな衝突が繰り返されていた。そんな折、「夫妻」の間にもぬきさしならない大問題が発生して、ふたりの関係もまた大いにゆらいでいくこととなる……。 ストーカー殺人、安楽死殺人、出生前 DNA 鑑定など、現代日本の抱える答えの出ない問いに挑む濃密な会話劇。ゆっくりと「善」と「悪」、「常識」と「非常識」との溝が融解していく。ダンスもない、音楽もほとんどかからない、劇団員のみでお届けするアマヤドリの新境地! どうぞご堪能ください。

出演者笠井里美/松下仁/糸山和則/渡邉圭介/小角まや/榊菜津美/中村早香

非常の階段

これは「透明の家」を巡る物語だ。 従来の血縁による家族が持っていたしっかりとした「家」が透明になっていき、その一方、友人たちで作る模擬的な家族がだんだん家族らしきものを作っていこうとする物語である。 舞台は2014年の日本、東京。 ある夏の日、一人の振り込め詐欺結社のメンバーの男が何者かによってさらわれた。 結社の仲間たちは彼(ダーさん)の身を案ずるとともに一時的に身を隠すことを考え、メンバーの一人・大庭ナイトの親戚宅に居候をすることとした。 ナイトの叔父・八平とその三人の娘たちは、素性の怪しい詐欺結社の面々を邪魔者扱いしつつも、なんとか奇妙な共同生活を乗り切ろうとしていく……。 一方、大庭家も揺れていた。数年前に妻を亡くした八平は東京の家を引き払って富山へ帰ることを決め、三人姉妹はそれぞれ別の新生活を始める必要に迫られていたのだ。 ダーさんをさらったのは誰なのか?三人姉妹の行末は?太宰治の『斜陽』をモチーフに、振り込め詐欺結社の葛藤、若年層の貧困、格差社会、家族の在り方など、現代日本が抱える様々なモチーフを多層的に描きます。

出演者笠井里美/松下仁/糸山和則/渡邉圭介/小角まや/榊菜津美/沼田星麻(以上、アマヤドリ)/伊藤今人(ゲキバカ/梅棒)/宮崎雄真/藤松祥子/内野聡夢/レベッカ/中野智恵梨/上野みどり/足立拓海/KEKE/倉田大輔

すばらしい日だ金がいる

すさまじい勢いで仕事に打ち込んでいたOL・大野まりかは、ふとしたきっかけで会社を辞めてしまう。退職後は家族から離れて山にこもり、その地で開催される『勉強会』なるものに参加して日々を過ごしていた。 ある日、娘のゆみから大野へ向けて結婚式の招待状が届けられる。 出席するかどうかを悩んだ大野は、そのことを勉強会の主宰者・立花に相談する。……と、そこへまりかの妹、るりかとあいかがやってきて、なんとしても姉を結婚式に出席させようと必死の説得を始める。二人の妹と、ますます意固地になるまりか。そして彼女の立場を擁護する立花との間で激しい議論が積み上げられていく。 やがて彼女の悩みは勉強会の参加者をも巻き込んで、人が人と関わることの根源についての問いへと繋がっていく。さらにはゆみとその婚約者も山に訪れて……。 誰がいつ罹ってもおかしくない「うつ」という病を鋭く緻密に、あるいは間抜けに切り取っていくアマヤドリ会話劇の真骨頂。

出演者笠井里美/渡邉圭介/小角まや/榊菜津美/糸山和則/沼田星麻/中野智恵梨/石本政晶/石井双葉/石井葉月/宮崎雄真(以上、アマヤドリ)/一川幸恵/遠藤杜洋(劇団木霊)/平体まひろ |

春のロングラン&ツアー公演『ロクな死にかた』(風姿花伝版)

水野チサトは元恋人・毬井(マリイ)という男の死をどうしても受け入れられずにいた。彼の死後、体調を崩し、店長として務めていた飲食店も辞めてしまった。そんな彼女がある日、「やっぱり毬井くんは生きている」と主張しはじめる。毬井が生前に書いていたブログが、今も更新されている、というのだ。しかし、確かに毬井が死んだことは事実である。 チサトの姉・ハルカは、そんな妹とどう向き合うべきかに困り果て、職場の友人・生方(ウブカタ)という男に助けを求める。自宅に彼を招待し、妹と話をさせてみることにしたのだ。はじめは激しく生方を拒絶していたチサトだったが、彼の落ち着いた人柄に触れるうちにだんだんと心を開いていく。生方はチサト・ハルカと相談の上、毬井のブログを現在も更新し続けている「なりすまし」の犯人を特定することを決心し、独自の調査を始めることにした。 物語はもう一方の側からも展開する。つまり、その「なりすまし」の「犯人」武田の側からである。武田は結婚願望の強い恋人や、気のいい後輩に囲まれて安定した日々を過ごしていたのだが、そこへ突然、学生時代の友人・毬井の死の知らせが届く。やがて武田は、毬井の意志を継ぐかのように、毬井が生前に残した「手記」をブログにアップしはじめる。武田には生前の毬井と交わした約束があったのだ。 そして生方が武田を探してあて、ブログの更新は止まる。ゆっくりとだが、確かにチサトも毬井の死を受け入れていく……。

出演者渡邉圭介/糸山和則/榊菜津美/沼田星麻/中野智恵梨/石本政晶/石井葉月/石井双葉/一川幸恵/笠井里美(以上、アマヤドリ)遠藤杜洋/秋本雄基(アナログスイッチ)

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